【ロープウェイで秋絶景】紅葉の森を上がり、星空や雲海の別天地へ 富士見台高原ロープウェイ(1)<長野・阿智村>
紅葉の木々を間近に眺めながら運行する富士見台高原ロープウェイ
昼に夜に異なる“絶景”に出合える地
岐阜県と長野県にまたがる富士見台高原の中腹にある山岳リゾート「ヘブンスそのはら」。昼神温泉の近くにあり、昼に夜に異なる“絶景”に出合える地として知られる。
標高約800メートルの山麓駅から富士見台高原ロープウェイに乗り込むと、ゴンドラはすぐに森の中へ。全長約2500メートル、約15分の空中散歩が始まった。12人乗りのゴンドラは毎秒3メートルで進み、窓外を木々が流れ、尾根を越えたかと思えばまた谷へ。地形に沿って上り下りを繰り返す。
「このロープウェイの特徴は、木々の中を通り抜けること。紅葉シーズンは、赤や黄色のトンネルを抜けていくようで、きれいですよ」とスタッフの谷澤信さんが教えてくれた。カエデやナナカマド、ダケカンバなどが色付く秋には、ゴンドラを包み込む森そのものが見どころになるという。

山麓駅でドアが開いたらゴンドラへ
景色に見ほれているうちに、標高約1400メートルの山頂駅へ到着。ゴンドラから外へ出ると、取材時はまだ8月とはいえ、キリリとした冷たい空気が頬を刺した。麓とは明らかに気温が違う。
ここからは「天空の遊歩道」を歩く。一帯には園地が広がり、バタフライガーデンや巨大アスレチックなどを見送りながら進めば、すぐに展望台リフト乗り場だ。

山頂駅前に広がる園地に点在する遊具や憩いスペース
4人掛けのリフトは開放感抜群。急斜面をぐんぐん上り、あっという間に標高約1600メートルの展望デッキへ。視界が開け、幾重にも重なる山々の奥に南アルプスを望める。
「標高差があるので、麓と山上で紅葉する時期が違います。山全体に広がる色のグラデーションを楽しんでください」と谷澤さん。

紅葉を眺めながらリフトに乗り換えて展望デッキへ

ヘブンスそのはら谷澤 信さん「秋は1日1日、景色がどんどん変わります。どこを切り取っても絵になる季節ですよ。」
リフトで下山し、降りたすぐ前にあるセンターハウスで休みがてらランチタイム。信州の食材を使うソースカツ丼(1600円)が名物だ。
お腹を満たしたら、センターハウスを拠点に全長2.3キロの「いわなの森遊歩道」を散策。小川のせせらぎに沿って木道が延び、池も点在。紅葉期には、色付いた木々が水面にも映り、森全体が秋色に包まれるという。山の頂上から見下ろす紅葉とは違い、森の懐で秋を満喫できる。

大人気のソースカツ丼

池が点在するいわなの森の紅葉風景

リフト乗り場そばにあるセンターハウス
文・写真/阪口 克ほか
【ロープウェイで秋絶景】紅葉の森を上がり、星空や雲海の別天地へ 富士見台高原ロープウェイ(2)<長野・阿智村>へ続く(10/12公開)
ロープウェイデータ🚡
◉全長(傾斜長):2549m
◉高低差:600m
◉所要時間:15分
営業:9時〜15時30分(冬季は時間変更あり)。ナイトツアーは17時〜20時/点検日休
料金:往復2900円(ナイトツアー往復2800円〜)
交通:飯田線飯田駅からタクシー35分/中央道飯田山本ICから13キロ、中央道園原ICから1キロ(園原ICは名古屋方面のみ利用可)
TEL:0265-44-2311
※記載内容は掲載時のデータです
(出典:旅行読売2026年11月号)
(Web掲載:2026年10月11日)


Tweet
Share