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【絶景の湯】朝風呂で雲海と里山の風景を まつだい芝峠温泉 雲海<新潟・まつだい芝峠温泉>

場所
  • 国内
  • > 北陸・中部・信越
  • > 新潟県
> 十日町市
【絶景の湯】朝風呂で雲海と里山の風景を まつだい芝峠温泉 雲海<新潟・まつだい芝峠温泉>

里山を覆う雲海が眼下に広がる露天風呂。秋の早朝に見られることが多い

朝風呂で雲海に包まれる里山風景を楽しむ

越後妻有(つまり)地方を舞台に開催される「大地の芸術祭」の会場の一つである十日町市松代(まつだい)エリアは、棚田が点在する里山風景の中に現代アートが溶け込む魅力的な地域だ。この地の標高約400メートルの高台に、雲海を眺めながら湯につかれる宿「まつだい芝峠温泉 雲海」がある。

宿に着くと、まず目を奪われるのがロビーからの眺望だ。眼下には棚田が織りなす里山の風景が広がり、その向こうには谷川岳や苗場山など上信越高原の山並みが連なる。季節や時間とともに表情を変える眺めも、この宿の魅力になっている。

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ロビーをはじめ、館内の各所に眺望を楽しめる休憩スペースがある

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標高400メートルの高台に立ち、里山を見渡す温泉宿

部屋で荷を解き、露天風呂へ。やや緑がかった透明な湯に身を沈めると、湯船の縁は目の前の景色に溶け込み、湯と自然の境界が曖昧になる。視界いっぱいに広がる山々に身を委ねるような心地良さだ。

泉質はナトリウム―塩化物泉。やわらかな肌触りで、湯上がり後も体の温かさが続く。「毎日のように通われている地元のお客様もいます」という副支配人の齋藤晃也さんの言葉からも、地域に愛されている湯であることが伝わってくる。「雲海を見るなら朝風呂がおすすめです。近くを流れる渋海(しぶみ)川に冷たい空気が流れ込むと発生します」

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昼の露天風呂からは、のどかな里山の景色が楽しめる

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露天風呂のほか、広々とした内湯や寝湯、サウナを備える

湯上がりは、新潟の海の幸と山里の恵みを生かした夕食を地元の銘酒とともにいただく。ご飯は南魚沼でも良質な米どころとして知られる樺野沢(かばのさわ)地区のコシヒカリ。「秋の新米を楽しみに毎年訪れる常連のお客様も多いです」と齋藤さん。つややかな米をたっぷりと頬張り、翌朝の絶景を楽しみに床に就いた。

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新潟の山海の幸が出る夕食。秋はコシヒカリの新米のご飯が楽しみだ

翌朝、再び露天風呂へ向かう。目の前には、齋藤さんの言葉通り、谷を埋め尽くす真っ白な雲海が広がっていた。湯船のすぐ先から雲が湧き上がり、その向こうには山々の稜線がのぞく。湯面に映る空と雲も一体となり、まるで雲の上に浮かんでいるような浮遊感に包まれた。

雲海は1年を通して見られる可能性があるが、発生しやすいのは9月後半から11月。特に秋の冷え込んだ朝は、美しい雲海に出合える確率が高いという。

里山を望む露天風呂と、雲海が織りなす幻想的な朝の景色。温泉と風景が一つに溶け合う、この宿でしか味わえないひとときを満喫した。

文・写真/阪口 克ほか

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客室は落ち着いた造りの和室が中心。窓からは越後の山々が望める

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ツインベッドを備えた客室も選べる

周辺観光👟

星峠の棚田

魚沼産コシヒカリの産地として名高い松代地域には、美しい棚田が点在する。なかでも人気の撮影スポットが「星峠の棚田」だ。山の斜面に大小約200枚の水田が、等高線を描くように幾重にも重なる。「にほんの里100選」にも選ばれた景観を展望台から楽しめる。
■見学自由(私有地へは立ち入り禁止)/無休(冬季は雪のため車でのアクセス不可)/十日町市峠/TEL:025-597-3442(松代・松之山温泉観光案内所)

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(一社)十日町市観光協会

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(一社)十日町市観光協会


まつだい芝峠温泉 雲海

TEL:025-597-3939
料金(税込み)
素泊まり 平日✕/休前日✕
1泊朝食   平日✕/休前日✕
1泊2食  平日1万4300円〜/休前日1万5800円〜
※ひとり泊は1泊2食1万9300円〜(要相談)
客室:全23室
泉質:ナトリウム―塩化物泉
日帰り入浴:10時〜20時/水曜休/800円
交通:北越急行ほくほく線まつだい駅からタクシー7分(送迎は宿泊者のみ、要問い合わせ)/関越道六日町ICから35キロ
住所:十日町市蓬平11-1

※記載内容は掲載時のデータです。

(出典:旅行読売2026年10月号)
(Web掲載:2026年10月8日)


Writer

阪口 克 さん

奈良県出身。航空会社機内誌や、多くのアウトドア雑誌で取材と撮影を担当する。オーストラリア大陸1万2000キロを自転車で一周し、帰国後フリーランスに。自宅は家族・友人とDIYで建築。旅と自然の中の暮らしをテーマに活動。著書に「家をセルフでビルドしたい」(草思社文庫)「冒険食堂」(ヤマケイ新書)「焚き火のすべて」(草思社)など。

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