焼き物の里 東美濃 【岐阜県】
多治見市の本町オリベストリート
岐阜県南東部の東美濃地域では、1300年以上の歴史がある美濃焼が作られている。また、四季折々の峡谷美を楽しめる自然景観も見どころだ。
東美濃の西部地域は日本最大の陶磁器生産を誇り、人間国宝も6人輩出している。多治見市の中心部にある「本町オリベストリート」は、武将であり茶人でもあった古田織部(ふるたおりべ)の名を冠する。約400㍍の通り沿いは、昭和初期まで陶磁器問屋が軒を連ねていた。
当時の面影を残す蔵や商家がある一方、古い建物を改装したギャラリーや飲食店が近年オープン。現代の多様な美濃焼を鑑賞しながら、焼き物の里を散歩したい。
美術館も多い。近現代の作品が中心の岐阜県現代陶芸博物館や、タイルの生産量も日本一であることから2016年に開館した多治見市モザイクタイルミュージアムなど多彩だ。
市街地を少し離れると、自然が豊かなのも東美濃の特徴。恵那(えな)峡は木曽川をせき止めたダム湖を船で遊覧できる。
山奥の秘境、付知(つけち)峡では美しい滝を眺めつつ遊歩道を散策できる。紅葉や雪景色など、季節によって変わる絶景が広がっている。
東美濃観光パスポート
多治見市、中津川市など東美濃地域の7市町で2022年2月28日まで実施している。観光案内所や道の駅などで入手できる紙版か、電子アプリ版(500円分の限定クーポン付き)のパスポートを指定の310店舗・施設で提示すると、割り引きなどのサービスを受けられる。
東美濃観光パスポート事務局 TEL:058-265-7504