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鶴来駅【北陸鉄道石川線】

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鶴来駅【北陸鉄道石川線】

赤瓦屋根に白壁、大正ロマン漂う白山麓の終着駅

両白山地の主峰・白山の麓の鶴来(つるぎ)を目指し、新西金沢駅から北陸鉄道石川線の列車に乗り込んだ。市街地を抜け、車窓に広がる田園を眺めていると、程なく終点の鶴来駅に着いた。

瓦屋根に下見板張りの駅舎は大正ロマン風で、竣工当時の面影を今に残す。かつてはこの先の加賀一の宮駅、白山下駅まで路線が延び、新寺井駅へ向かう能美(のみ)線も分岐していたが、いずれも廃線に。終着駅となった今は、白山市の顔としてにぎわいを見せている。

駅を離れ白山比咩(しらやまひめ)神社の門前町を訪ねた。江戸時代から残る酒蔵をはじめ、歴史を感じさせる町並みが続く。町外れのゴンドラに乗って獅子吼(ししく)高原へ登ると、眼下には金沢の大パノラマが広がった。

鶴来駅へ戻り野町駅へ。白山麓の町並みを思い出に記し、金沢の町へ繰り出した。

文・写真/越信行


北陸鉄道石川線は1915年石川鉄道として全線開業。鶴来駅は同年開業。鶴来駅へは新西金沢駅から30分

(出典 「旅行読売」2018年6月号)

(ウェブ掲載 2020年10月23日)

Writer

越信行 さん

神奈川県生まれ。全国の駅を撮り歩く駅旅写真家。月刊旅行読売で「駅舎のある風景」を連載中。著書に「生涯一度は行きたい春夏秋冬の絶景駅100選」(山と溪谷社)など