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【道の駅へドライブ】生まれ変わったSA(サービスエリア)へ

場所
> 国見町、佐野市、岸和田市
【道の駅へドライブ】生まれ変わったSA(サービスエリア)へ

佐野SA下り線正面。園地の階段を上って徒歩2分ほどで上り線へも行ける

 

地域の特色盛りだくさん!

高速道路のサービスエリアも、特産品や写真映えする名物メニューを新たに加えて続々とリニューアルしています。機能的で過ごしやすくなり、わくわくするアイデアを積極的に取り入れるなど、地域の思いが伝わる施設ばかり。その中から注目のSAを紹介します。

東北道/佐野SA(下り線)

豊富なご当地商品が楽しい

上下線を徒歩で移動できるという利点を生かし、上下で一つの「佐野パークSA」をコンセプトにしたSA。その第一弾として、2022年7月にドラマチックエリア佐野(下り線)がオープンした。

天井が高く広々としたフードコートでは名物の佐野らーめん「さのや」をはじめ、4店舗が営業。テラスから望む三毳(みかも)山をモチーフにした丼物や、郷土料理の耳うどんを使ったパスタなど、趣向を凝らしたアレンジメニューもそろう。

建物内はショッピングコーナーやカフェ、テイクアウトコーナーもひとつながりの空間に配置されている。歩いていると次々に楽しいご当地商品と出合える仕掛けだ。屋外のリニューアルは今も続いており、順次オープンを予定している。

肉厚のチャーシューやワンタンなどが載る特製佐野らーめん1280円
佐野市の人気店「サンタルチア」と提携したジェラート420円〜
実寸大のラーメンに見立てたらーめんケーキ1350円。モンブランの麺にチョコレートなどでトッピングを再現
ショッピングコーナーでは桜あんぱん(5個入り)840円やお土産用の佐野らーめんが人気

佐野SA(下り線)データ

ショッピングコーナー/24時間
フードコート/「SANON」「萬福」10時〜21時、「栃乃木」「さのや」24時間
テイクアウト/8時〜14時(土・日曜、祝日は〜16時)
カフェ/8時〜18時
TEL:0283-23-7133


東北道/国見SA(上下線)

名産の桃など農産物も人気

国見町にはかつて奥州街道の貝田宿があったことから和風の内装を取り入れるなどして、2020年秋に上下線ともドラマチックエリア国見としてリニューアル。どちらもフードコートと農産物直売所を備え、牛タン料理や喜多方ラーメン、桃のスイーツ、とれたての近隣野菜など県内や国見の味を取りそろえる。

大きな桃に付いた蛇口から福島県産の桃を使ったジュースが出てくる「蛇口から桃ジュース」(下り線)が写真映えすると大人気だ。ソウルフードの凍(し)みもちを使った凍(し)み天(てん)220円にも注目したい。

その日によって品種が替わる県産の桃を搾った「蛇口から桃ジュース」400円(下り線)
桃がたっぷり入った長さ50センチの「超長いももろーる」2850円(下り線)
喜多方ラーメンのスープにワサビをきかせた鬼わさびラーメン1000円(上り線)
福島の郷土料理をアレンジした国見いか人参丼1100円(下り線)

国見SA(上下線)データ

●上り線
ショッピングコーナー、軽食・フードコート/24時間
テイクアウトコーナー・農産物直売所/9時〜17時
TEL:024-585-3557

●下り線
ショッピングコーナー/24時間(フードコートは店舗により異なる)
農産物直売所/8時〜17時
TEL:024-585-3561


阪和道/岸和田SA(下り線)

パンダグッズが充実!

武家屋敷風の建物内を改装し、2022年8月にリニューアル。ショッピングエリアを従来の約3倍に拡大し、地元野菜や約200種の缶詰を集めたコーナー、大阪・箕面(みのお)のチーズケーキや京都のちりめん山椒など幅広い商品を取りそろえる。

フードコート「御馳走食堂」には大阪・天神橋筋の「ストライク軒」が監修したオリジナルラーメンも登場。日本庭園を眺めながらくつろげる。

和歌山・南紀白浜アドベンチャーワールドへ向かう利用客も多く、店内の至る所にパンダにちなんだ商品が並んでいる。

ストライク軒監修の蔵出し和歌山中華そば950円。和歌山名産の湯浅醤油と豚骨スープのうまみがきいている
岸和田パンダソフト500円とパンダカステラ12個入り540円。食べてしまうのがもったいない!
以前から好評だった和風の外観はそのまま残る

岸和田SA(下り線)データ

ショッピングコーナー、フードコート/24時間
テイクアウトコーナー/9時〜17時
TEL:072-479-1395

 

文/春日明子

(出典:「旅行読売」2023年5月号)

(Web掲載:20223年4月28日)


Writer

春日明子 さん

1979年生まれ、神奈川県出身。会社員時代に釣りに目覚め、いつの間にか釣り新聞の編集者となる。編集プロダクションにて旅行雑誌やコーヒー専門誌、機内誌を中心に編集・執筆活動を続けたのち、鮭釣りに訪れた北海道で人生の伴侶を釣り上げ、2016年に別海町へ移住。酪農地帯の真ん中で原稿を書く。

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