IGRいわて銀河鉄道で「漆」と「縄文」のラッピング列車が運行開始
IGRいわて銀河鉄道では2月17日からラッピング列車を運行している。ラッピングのモチーフになっているのは、同鉄道の沿線にある二つの文化遺産。
一つは二戸市の「漆掻き技術」を含む「伝統建築工匠の技 木造建造物を受け継ぐための伝統技術」で、ユネスコの無形文化遺産に昨年登録された。
もう一つは一戸町の御所野遺跡で、昨年世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産の一つである。縄文時代の集落跡で、整備された公園内に竪穴住居などが復元されている。
ラッピング列車は2両編成で、側面ごとにデザインが異なる。海側(東側)は御所野遺跡のロゴマークと二戸市の漆をイメージした赤色が基調。山側(西側)は御所野縄文公園と二戸市の漆林をイメージした緑色をしている。
ラッピング列車は通常ダイヤの中で運行しており、日によって異なるものの1日数往復している(詳しい時刻は同鉄道のホームページを参照)。