温泉地で仮面コスプレ!?優雅な気分で芸術鑑賞
みんなそろって華麗に変身
異国ムード漂う美術館
箱根・仙石原温泉にある「箱根ガラスの森美術館」で、4月5日まで「ヴェネチア仮面祭」を開催している。
同美術館は日本初のヴェネチアン・グラス専門の美術館で、15世紀~20世紀にヨーロッパの貴族らをとりこにしたヴェネチアン・グラスを展示公開している。レース・グラス蓋付ゴブレット、ドルフィン形脚赤色コンポート、マーブル・グラス・デカンターなど、どれも華やかな文化を象徴する貴重なものばかりだ。
大人も子供も仮面姿で鑑賞
この催しは、世界三大カーニバルの一つとされる本場の仮面祭を体感するもので、仮面やマントは無料で貸し出している。大人用はもちろん子供用も用意してあり、家族やグループで楽しめる。
貸し出している仮面やマントは全て、本場ヴェネチアで作られ、取り寄せたもの。イベントの開催期間中は、敷地内にある工房で、自分だけのオリジナル仮面作り体験もできる。無地の仮面に様々に用意された模様のシールを貼って、模様部分に好きな色を塗り、ドライヤーで乾かして、最後にシールをはがせば完成だ。保護者同伴なら、小学生以下の子供でも気軽に製作体験できる。
カンツォーネでランチ
仮面とマントを身に付けて変身したら、あとは自由に館内でヴェネチアン・グラスを鑑賞。洋館が並び異国情緒漂う庭園を散策するのもおすすめだ。カフェ・レストランでは1日6回、カンツォーネの生演奏も行われている。
敷地内には他にも、現代ガラス美術館、ガラスの体験工房、ミュージアムショップなどもあり、のんびり優雅な気分で非日常のひと時を過ごせることであろう。
文/松田秀雄