たびよみ目線 プールや跳び箱で泳ぐ魚たち
廃校を利用し、水族館に
悠々と泳ぐウミガメやサメ、そして多種多様な魚。水族館だというのに、この水槽は横から観察することはできず、上から眺められるだけ。水槽の正体は、25㍍屋外プールだからだ。
ここは高知県室戸市の「むろと廃校水族館」。廃校になった小学校を活用し、2018年4月26日にオープンした。開館から2年もたたないのに、今年1月4日には累計入場者が30万人を突破したというから、なかなかの人気ぶりだ。
手洗い場も水槽に
プールだけでなく、手洗い場がそのまま水槽になっていたり、跳び箱に水槽が埋め込まれていたり……。そんなユニークな環境の中で約70種、1000匹以上の魚類が飼育されている。
館内は「昔の小学校」そのもので、懐かしさを求めて来る人も多い。
インフォメーション
廃校になった室戸市立椎名小学校を改修、整備した水族館。地元漁師から多くの魚の提供を受けていて、展示する魚種は頻繁に入れ替わる。入館料は高校生以上600円、小・中学生300円。無休/登校・下校時間(開館時間)9時~17時(4月~9月は~18時)/☎0887・22・0815。