たびよみ

旅の魅力を発信する
メディアサイト
menu

【新・日本の絶景】静寂の湿地に浮かぶ1万本のカキツバタ 平池のカキツバタ群生地

場所
> 高島市
【新・日本の絶景】静寂の湿地に浮かぶ1万本のカキツバタ 平池のカキツバタ群生地

カキツバタが池畔を彩る初夏の平池。緑の山々と1万の花影が織りなす、静謐(せいひつ)で幻想的な美の絶景が広がる(写真/ピクスタ)

写真愛好家の間で〝知る人ぞ知る〟初夏の名所

琵琶湖北西に位置する箱館(はこだて)山を越えた谷あい、標高約550メートルにある静かな湿地、平池(だいらいけ)。県内最大級のカキツバタ群生地として知られ、例年5月下旬から6月上旬にかけ、約1万本ともいわれる淡紫色のカキツバタが池のほとりに咲き誇る。全国的な知名度こそ高くないが、写真愛好家の間では〝知る人ぞ知る〟初夏の名所だ。

早朝から三脚を構えるカメラマンも多く、静寂の中に咲くカキツバタと山々の緑のコントラスト、そして湖面に映る1万の花影が織りなす一瞬の美を求めて、繰り返し足を運ぶ人も少なくない。

1110/13203-4.jpg
山間の静かな池に霧が立ちのぼる朝。淡紫のカキツバタが水面に揺れ、幻想的な風景を生む。この瞬間を求め、早朝から訪れる人も多い

カキツバタ以外にも、レンゲツツジやサワオグルマ、ミズなども見られ、季節ごとに彩り豊かな自然が楽しめる。静かな山間に広がるこの湿地は花々の移ろいとともに、訪れる人に穏やかな時間を届けてくれる。

アクセスには車が欠かせず、最寄りのキャンプ場「ビラデスト今津」に止め、歩いて10分ほど。平池周辺にはセラピーロードが整備されており、ハイキングを楽しみながら自然と触れ合うこともできる。初夏の滋賀で、静けさと華やかさが共存する絶景に出合ってほしい。

文/矢裂真由


平池のカキツバタ群生地
ベストシーズン 5月下旬~6月上旬

営業:見学自由
料金:300円(ビラデスト今津入村料)
交通:北陸道木之本ICから34キロのビラデスト今津駐車場から徒歩10分
問い合わせ:TEL 0740-33-7101(びわ湖高島観光協会)

※記載内容は掲載時のデータです。

(出典:旅行読売2026年1月号)
(Web掲載:2026年3月6日)


Writer

矢裂真由 さん

東京生まれ、関西在住。編集者、ライター。出版社、おもちゃメーカーを経て制作プロダクションに在籍。食、旅、ファッション、コスメ、園芸、エコなど幅広く担当。学生時代はアジア、今は国内の旅行が息抜き。温泉とおいしいもの、特に甘いものに目が無い。

Related stories

関連記事