【新・日本の絶景】青い海のような群生をライトアップ 雲昌寺のアジサイ
上からLEDライトで照らされて瑠璃色に輝くアジサイ。趣向を凝らしたライトアップは雲昌寺のアジサイ観賞のハイライトだ
境内を埋め尽くし、斜面を覆う2000株のアジサイ
男鹿半島北部の北浦の高台に立つ雲昌寺。例年6月中旬〜7月中旬、境内は青いアジサイの花で埋め尽くされる。斜面を覆う鮮やかなブルーの花畑に囲まれるように、参拝受付のある入り口から山門を経て本堂まで、約100メートルの参道が続く。
20年ほど前、副住職の古仲宗雲(こなかしゅううん)さんが境内に咲いていた青いアジサイの美しさに心を動かされたのがきっかけ。少しずつ挿し木をして増やし、今では2000株以上になった。花畑の中に作られた見晴らし台からは青一色のアジサイの群生と本堂を見渡せ、振り返ればアジサイの向こうに北浦漁港と日本海を望む。

見晴らし台から北側を望むとアジサイの向こうに北浦の街と港、日本海が一望できる
夜のライトアップは、明るく照らすだけでない心憎いばかりの演出だ。「素材であるアジサイをいかに美しく見せるか苦心し、趣向を凝らしています」と古仲さん。アジサイを照らすLEDライトは、青色を最も美しく見せるように照明プログラマーが色調整をしている。
1分間の全灯後、30秒かけてゆっくりと暗転。目が慣れた頃の15秒後から、今度は少しずつ明るくして30秒に再び全灯する。幻想的な光景はアートでもあり、ほかでは見られない唯一無二の絶景だ。

参道をたどるとすぐにアジサイの群生と竹林、山門が見えてくる

彩りのあるアジサイやサツキなどが涼しさを演出する花手水(はなちょうず)

境内には「幸せ六地蔵」など20体以上が置かれている
文/田辺英彦 写真/大倉美穂、大倉和貴
雲昌寺のアジサイ
ベストシーズン 6月後半
営業:アジサイ開花期の観覧時間 9時〜16時30分/無休/600円〜1200円(夜間18時45分〜21時/無休/1000円〜1400円)※料金は時期により異なる
交通:男鹿線羽立駅からバス26分、北浦下車徒歩5分/秋田道昭和男鹿半島ICから34キロ
住所:男鹿市北浦北浦北浦57
TEL:0185-24-2100(男鹿駅観光案内所)
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※記載内容は掲載時のデータです。
(出典:旅行読売2026年1月号)
(Web掲載:2026年2月4日)


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