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旅行業界も注目 ツアーで「ひとり旅」

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旅行業界も注目 ツアーで「ひとり旅」

読売旅行「ひとり旅」ツアーの主な特徴 ●参加者全員がおひとり様(友人、夫婦、知り合い同士は参加できない) ●宿は必ず1人1室を用意 ●バスの座席は1人で2席利用(一部コースを除く) ●添乗員が必ず同行

ひとり旅とは、文字通りたった1人で旅行すること。だが、多くの旅行会社がツアー商品として開発に力を注いでいる分野でもある。団体旅行でも、ひとり旅? そんな素朴な疑問を抱きながら、読売旅行で「ひとり旅」を担当している吉川敦子さんと川嶋希誉子さんに話を聞いた。

吉川さん(左)と川嶋さん

「おひとり様ブーム」がきっかけ

――おふたりはどのような形で「ひとり旅」の企画にかかわっているんですか。

吉川「読売旅行のひとり旅は、2019年度にスタートしました。その立ち上げから、事務局的なことを担当しています」

川嶋「企画、宣伝のほか、添乗員として現場にも出ています」

――どういう経緯で始まった企画ですか。

吉川「ひとり焼き肉やひとりカラオケがはやるなど、空前の『おひとり様ブーム』が起こる中で、『ひとり旅』を読売旅行なりのコンセプトで商品化できないかということで始めました」

――読売旅行の「ひとり旅」の特徴は?

吉川「申込者が少なくてもツアーを中止にしない出発保証日を設け、申し込み時点で飛行機、列車の出発時間が分かるようにしました」

ツアーだけど、あくまでひとり旅

――どういうお客さんが多いですか。

川嶋「ツアーの内容にもよりますが、約7割が女性の独り参加です。通常のツアーは60代、70代の方々が多いですが、ひとり旅の企画では30代、40代という現役世代の女性の参加が目立ちます。出発保証日を設けたことで、仕事をされている方も参加しやすくなっているのだと思います」

吉川「参加される方は、一人で旅行してみたいけれどもちょっと不安、というような方が多いように思います」

――男性の参加者はいかがですか。

川嶋「実際に私が添乗した時には、奥様に先立たれたご年配の男性と50代60代の独身の方が参加していらっしゃいました」

――参加の条件として、「おひとり様」を掲げていますが。

吉川「参加者全員がおひとり様というのは、このツアーの必須条件です。友人同士での申し込みの方などはお断りしています。お客様にしてみると、ご夫婦や友達同士で参加していらっしゃる方がいるツアーに、一人で参加すると疎外感を感じてしまうというのがありますから。あくまでひとり旅ということで、完全に一人での参加に限らせてもらっています」

ひとり旅気分と便利さ享受

――改めて、このツアーに参加することのメリットは何ですか。

吉川「一人で参加して、一人部屋で自由に過ごしていただく。一方で、観光面ではガイドが付きますし、荷物を自分で預けるわずらわしさや長い待ち時間を駅や空港で過ごすという無駄からも解放されます。ひとり旅気分を味わえるとともに、ツアーならではの安心と便利さを享受できます」

――「ひとり旅」で人気があるのはどんなツアーですか。

川嶋「お客様の目的によると思いますが、最近の傾向ですと秘境、秘湯系のコースが人気ですね。夏の北海道も人気があります」

吉川2次交通が不便なところに行くコースも人気です。隠岐諸島とか。海外物の企画もあるんですが、昨年はインドが非常に人気でした。神秘の国に行ってみたいけれども、一人で行くのは不安という部分もあるのかもしれません」

ーー改めて、「ひとり旅」のPRを。

川嶋「色々なお客様がいらっしゃいまして、最初から最後まで一人がいいという方もいれば、できれば他の参加者と一緒に食事をしてその場は一緒に楽しく過ごしたいという方もいる。参加の仕方はそれぞれです。気軽に参加していただきたいと思います」

(2020年月刊「旅行読売」5月号)

 

読売旅行のひとり旅 関連ツアーはこちらから

https://www.yomiuri-ryokou.co.jp/kokunai/hitoritabi/

Writer

松本浩行 さん

東京都墨田区出身。月刊「旅行読売」編集部勤務から3年間の青森県勤務(読売新聞弘前支局)を経て、2019年11月、月刊「旅行読売」編集部に戻る。これまでに群馬県、石川県、宮城県などでも勤務した経験をもつが、今では「歌手ならりんご娘(ご当地アイドル)、山なら岩木山、果物ならリンゴ」と語る青森推しの編集長。