弘前公園の桜、来年こそ見に来てほしい
中止にめげず、潔く来年の準備に入りたい
新型コロナウイルスの影響で、イベント中止が相次ぐ中、国内屈指の桜の名所として知られる青森県弘前市も例外ではない。弘前観光コンベンション協会の白戸大吾事務局長=写真=が悔しそうに語る。
「市民自慢の『お城の桜』の花見ができず、県外の方々にも勧められない。今年のさくらまつり(4月23日~5月6日)は、節目となる100回目だったのに……」
毎年200万人以上の花見客でにぎわう「さくらまつり」が中止になり、弘前公園自体も5月17日まで閉鎖された。8月初めの「ねぷたまつり」の中止も早々と決定。だが、白戸さんは肩を落としながらも「桜は来年もまた必ず咲くことを知っているからこそ潔く散るのだと思う。私も潔く、来年に向けた準備を始めたい」と決意を新たにしている。