天竜浜名湖鉄道が80周年記念グッズ販売
戸綿駅(森町)付近を走る「キハ20」カラーリングの列車(写真:杉山晋也)
レトロな列車や駅舎が魅力の天浜線
静岡県西部を走る天竜浜名湖鉄道(通称・天浜線)は、天竜川や浜名湖、茶畑を車窓に眺めるローカル鉄道。6月1日に全線開通80周年を迎え、「記念入場券セット」の販売を開始した。
天竜浜名湖鉄道は、掛川駅から天竜川にほど近い天竜二俣駅や浜名湖北岸を経て、愛知との県境駅・新所原(しんじょはら)までの67.7㌔を結ぶ。現在も全区間が非電化の単線で、1両編成のディーゼル列車が走るレトロな風情満点の路線だ。
前身は国鉄二俣線で、全線開通したのは1940年(昭和15)だ。今も戦前に造られた駅舎や、SL時代の転車台(いずれも現役!)など、36もの鉄道施設が国の登録有形文化財になっており、このレトロさが魅力の一つでもある。
全線開通80周年「記念入場券セット」は、限定2,000セットの販売。さらに、記念事業の第一弾として、国鉄二俣線時代に走行していた「キハ20」のカラーリングに塗装した列車も走行している。「キハ20」は1962年(昭和37)から1987年(昭和62)まで走行したディーゼルカー。遠州ののどかな田園地帯をゆく姿は郷愁を誘う。
■国鉄二俣線全線開通80周年記念入場券セット
セット内容:入場券6枚(掛川・遠州森・天竜二俣・金指・三ヶ日・新所原)
記念硬券1枚 ※記念硬券では駅入場及び乗車はできません。
専用台紙(A4二つ折り)1枚
販 売 価 格 :1セット1,200円(税込)
販 売 開 始 :2020年6月1日(月) ※2,000セット限定(なくなり次第終了)
販 売 方 法 :各有人駅(掛川・遠州森・天竜二俣・西鹿島・金指・三ヶ日・新所原)及び通信販売
※1セット購入ごとに「80周年記念クリアファイル」を1枚プレゼント。
※各有人駅の営業時間や販売方法の詳細はホームページでご確認ください。
問い合わせ:天竜浜名湖鉄道営業課 TEL 053・925・2276