【新・日本の絶景】47都道府県の絶景 北陸・中部・信越エリア8選
失われたはずの辺境・秘境の風景は、意外にも近くに残っています。ありふれた日常の風景や無名の観光地も、時間帯・季節により、また見る人によって、記憶に残る絶景に姿を変えることがあります。そんな表情豊かな、知られざる「日本の絶景」を47都道府県から案内します。日本は美しい、それをもう一度知る旅に出かけましょう。
枝折峠の滝雲 ◎新潟・魚沼市
滝のように流れる雲海が神秘的

ベストシーズン 6月中旬~11月上旬
霧が雲海となり、山の稜線を越えてまるで滝のように流れ落ちるさまが見られる。紅葉とのコントラストは神秘的。枝折峠駐車場周辺にビュースポットが数か所あり、車で行って道路脇から眺めることができる。前日との気温差の大きい晴れた日の早朝がおすすめだ。
営業:見学自由(11月上旬~5月は冬季閉鎖)
交通:9月下旬〜11月初旬の土・日曜・祝日のみ枝折峠駐車場までシャトルバスを運行予定/関越道魚沼ICから25キロ
TEL:025-792-7300(魚沼市観光協会)
SORAへ登る螺旋階段 ◎長野・山ノ内町
スリルたっぷりの空中散歩

ベストシーズン 7月〜9月
北志賀高原の竜王マウンテンリゾートSORA terrace(ソラテラス)に2025年7月にオープン。「空へと伸びる豆の木」をイメージした高さ14メートルの大型階段展望台だ。標高1770メートルの急斜面に立ち、上りながら雲に吸い込まれるような浮遊感がある。目の前には北アルプスの山々が広がり、気象条件が良ければ雲海も見られる。
営業:9時~17時50分/11月4日~4月24日休(2026年は要問い合わせ)
料金:500円
交通:長野電鉄湯田中駅から無料シャトルバス25分、ロープウェイ山麓駅から10分の山頂駅下車すぐ/ロープウェイ山麓駅までは、上信越道信州中野ICから16キロ
住所:山ノ内町夜間瀬11700
TEL:0269-33-6345
ミッドランドスクエア スカイプロムナード ◎愛知・名古屋市
東海エリア随一の開放感ある眺望

写真/ピクスタ
ベストシーズン 通年
名古屋駅前の複合施設、ミッドランドスクエアの44~46階にある屋外展望台。昼は壮大な都会の街並み、夜は光の海のような幻想的な夜景を一望。天井は吹き抜けで開放感を味わいながら迫力ある眺望を楽しめる。回遊できる通路にはデッキや芝生など異なる雰囲気の休憩スポットも。
営業:11時~21時30分/無休
料金:1000円
交通:東海道新幹線名古屋駅から徒歩5分/名古屋高速都心環状線錦橋ランプから1.6キロ
住所:名古屋市中村区名駅4-7-1ミッドランドスクエア44〜46階
TEL:052-527-8877(総合インフォメーション)
天空のポスト ◎三重・伊勢市
物語世界のようなノスタルジックな風景

ベストシーズン 通年
眺望の良さで名高い伊勢志摩スカイラインの朝熊(あさま)山頂展望台山頂広場に置かれたレトロなポスト。空を飛んでいるような写真が撮れる映えスポットとして話題に。山頂売店でオリジナル絵葉書と切手も販売。このポストに投函すると伊勢郵便局の風景印が押される。
営業:見学自由※伊勢志摩スカイライン(有料)は7時~18時15分(8月は~19時15分)
交通:近鉄鳥羽線鳥羽駅からタクシー20分、朝熊山頂展望台からすぐ/伊勢志摩スカイライン料金所から8キロ
TEL:059-226-6752(三重県観光開発)
円原川の伏流水 ◎岐阜・山県市
清らかな水が織りなす幻想的な光景

写真/山菅敦史
ベストシーズン 7月~8月
円原(えんばら)川の水が2キロほど地中に潜ってろ過され、岩間からは伏流水が見られる。青々と苔(こけ)むした岩の間を流れるさまは心を洗われるような美しさだ。気象条件により川霧の出る夏場の早朝には、木々の間から差し込む日差しが光芒(こうぼう)を放ち、幻想的な雰囲気に包まれる。
営業:見学自由
交通:東海環状道山県ICから24キロ
TEL:0581-22-6831(山県市まちづくり・企業支援課)
空中展望台スカイバード ◎石川・珠洲市
岬に突き出た展望台から、能登の海を一望

ベストシーズン 3月〜11月
能登半島の先端、金剛崎の上に突き出た展望台。空中に9.5メートルの歩道が延びており、海と断崖絶壁の眺めはスリル満点。目の前には水平線が広がる。よしが浦温泉ランプの宿(現在休業中)の敷地内にあり、絶壁内のトンネル「青の洞窟」にも入場できる。
営業:10時~17時/不定休(要問い合わせ)
料金:1500円(現在は岬の見学、青の洞窟の入場もできるセット券のみ販売)
交通:能越道のと里山空港ICから55キロ
住所:珠洲市三崎町寺家10-13
TEL:090-7087-8800
黒部宇奈月キャニオンルート ◎富山・黒部市、立山町
苦闘の電源開発の歴史を全身で体感

写真/佐藤工業
ベストシーズン 6月〜10月
60年以上前に、黒部川第四発電所などの建設用に整備され、関係者以外立ち入れなかったルートを旅行商品として一般開放。黒部峡谷鉄道の終点・欅平(けやきだいら)と黒部ダムの間約18キロを「工事用トロッコ」などを乗り継いで走る。困難を極めた工事の跡など、目を見張る光景のオンパレードだ。
※参加は旅行会社が販売するツアーへの申し込みが必要。黒部峡谷鉄道宇奈月駅発、富山地方鉄道立山駅発などを予定。一般開放・旅行商品化は2026年以降を予定 TEL:076-444-4498(富山県観光振興室)
ESHIKOTO ◎福井・永平寺町
大自然を体感しながら、福井の酒と食を

ベストシーズン 通年
黒龍酒造が運営する“大人が楽しむための”複合施設。九頭竜川を見下ろす高台に立ち、テラスやショップ、レストランからは棚田や川の流れ、山々の稜線が見える。自然との一体感に包まれ、限定の日本酒や地元の食材を使った食事、伝統文化をゆったりと味わえる。12歳以上の入場を推奨。
営業:10時~17時(石田屋ESHIKOTO店)、施設により異なる/水曜休(臨時休あり)
交通:えちぜん鉄道勝山永平寺線永平寺口駅からタクシー6分/中部縦貫道永平寺参道ICから5キロ
住所:永平寺町下浄法寺第12-17
TEL:0776-63-1030(石田屋ESHIKOTO店)、施設により異なる
※記載内容は掲載時のデータです。
(出典:旅行読売2026年1月号)
(Web掲載:2026年2月5日)


Tweet
Share