蟹取(鳥取)県で至福の休日 冬のごちそう「カニ」づくし
冬の味覚の王様・松葉がに
鳥取県はカニの水揚げ日本一!
カニの水揚げ量日本一を誇る「蟹取県」こと鳥取県。その消費量も多く、総務省の家計調査では鳥取市が日本一。全国平均の約5倍にもなる。
県内で水揚げされるのは主に「ベニズワイガニ」と、「松葉がに」(ズワイガニ)。特に「冬の味覚の王様」とも称される松葉がには濃厚な味わい。上品な甘みがあり弾力ある歯ごたえも楽しめる。甲羅幅13.5センチ以上、重さ1.2キロ以上など厳しい基準を満たした松葉がには、特選とっとり松葉がに「五輝星」の冠がつく。2019年の初セリでは、なんと1枚500万円の値が付いた。
県では、松葉がにを守るためのさまざまな取り組みもなされている。漁期は11月6日〜3月20日。広大な海域を親ガニの保護区域「かに牧場」に指定。漁船の1航海あたりの漁獲枚数を定めた上で、サイズも国の基準以上の自主規制を設け、若いカニの保護に努めている。
ベニズワイガニは、県西部の境港が水揚げ高日本一。9月から6月までと漁期が長く、毎朝港が活気に満ちる。流通量も多く、県民にとってなじみ深いカニで、強い甘みと濃厚なみそが特徴だ。
新鮮なカニを味わえるのも産地ならでは。三朝、皆生など名湯ぞろいの鳥取県内に泊まり、「冬のごちそう」を心ゆくまで堪能したい。
鳥取のカニを味わうなら、買うならココ!
味処 美佐 【境港市】
境港駅から水木しげるロードを散策しながら10分。ベニズワイガニを生で食べることができる数少ない海鮮料理の店。松葉がにの漁期は松葉がにのコースも。「ベニズワイコース」と合わせて食べ比べもおすすめ。
境港市京町6/TEL:0859-42-3817/17時30分~ 22時30分/日曜休、ほか不定休
境港水産物直売センター 【境港市】
港でセリ落とされたばかりの海産物が15の店先に並ぶ。隣接する「境港のさかな塾」ではベニズワイガニの食べ放題3500円が好評。
境港市昭和町9-5/TEL:0859-30-3857 / 8時~16 時ごろ/火曜休(一部店舗は営業)
市場食堂 【鳥取市】
賀露港の水産物直売店、かねまさ・浜下商店が経営する食事処。新鮮な魚介がたっぷり載った海鮮丼(980円)が自慢。松葉がに漁が始まり「松葉がにかにすきコース」(1万800円予価)が人気を集めている。
鳥取市賀露町西4-1803-2 /TEL:0857-28-2391 /10時30分~15時(土・日曜、祝日は10時~16時)/年始に数日休
鳥取港海鮮市場 かろいち 【鳥取市】
松葉がにが多く水揚げされる鳥取・賀露港近く。鳥取県漁協の直営店などがあり、獲れたての魚介がずらり。カニをテーマにした水族館「かにっこ館」も隣接している。
鳥取市賀露町西3-27-1/TEL:0857-38-8866/9時~17時(年内)/元日休
カニ料理と合わせたい鳥取の地酒「いなば鶴 強力」 【鳥取市】
創業1828年、鳥取市内で酒造りに励む中川酒造。鳥取県固有で幻といわれた酒米・強力(ごうりき)を、蔵元の中川盛雄さんが鳥取大学農学部などと力を合わせ2年以上かけ復活させた。カニ料理には、甘みとコクのある「いなば鶴 強力純米吟醸五割搗(つ)き」を合わせたい。
鳥取市立川町2-305/TEL:0857-24-9330/見学可(時間、休は要確認)
ちょっと立ち寄り・・・鳥取砂丘 砂の美術館 【鳥取市】
鳥取砂丘の一角にある。「砂で世界旅行」をテーマに、毎年、国や地域を変え圧巻の砂像が並ぶ。今期は「チェコ&スロバキア編」。会期が延長され2022年1月3日まで観賞できる。
鳥取市福部町湯山2083-17/☎0857・20・2231/9時~16時(土曜~18時)最終入館は30分前/600円/21年2月中はメンテナンスのため休館
旬のカニが当たる!蟹取県ウェルカニキャンペーン実施中
県内の対象宿泊施設に宿泊して、WEBの専用応募フォームかキャンペーンリーフレットの応募ハガキで応募すると、計700人に旬のカニが当たる。カニや名産詰め合わせセットなどが当たる「ウェルカニフォトチャレンジ」「蟹取県クッキングチャレンジ」も実施中。
TEL:0857-26-7237(鳥取県観光戦略課)
詳しくは、こちらから。
鳥取県の観光の問い合わせ
TEL:0857-39-2111