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今だからこそ堪能できる絶景、味覚がある。
越前おおの 冬の旅

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  • > 福井県
> 大野市
今だからこそ堪能できる絶景、味覚がある。</br>越前おおの 冬の旅

雲海に浮かぶ越前大野城。冬期、城内は閉館。「天空の城」撮影スポット(ルート)の詳細は、こちら (写真提供:大野市)

名水湧く城下町で冬ならでの魅力に触れる

福井県東部の大野市は九頭竜川上流域に位置し、古来、豊富な地下水が湧く名水の里だ。名水百選の「御清水(おしょうず)」、平成の名水百選の「本願清水(ほんがんしょうず)」など湧水地が点在する。

豊かな湧水により、中世末より城下町として発展。大野盆地の中心にそびえる越前大野城は、織田信長の家臣・金森長近によって、標高249メートルの亀山の上に造られ、2020年に築城440年を迎えた。

近年では、雲海に浮かぶ「天空の城」として脚光を浴びている。雲海は10月頃から4月末頃の気象条件が揃った時に出現。時間帯は明け方から午前9時頃の間がねらい目。市内に宿泊し、絶景を観賞したい。城の西側にある犬山が、おすすめのビュースポットだ。

京都にならい、碁盤の目状に形成された城下町には、今もその町割が残る。「北陸の小京都」とも称され、寺町通りや美濃街道の七間(しちけん)通りなどで風情ある町並みを散策できる。

冬の大野市では、グルメ巡りも楽しい。伝統ある和菓子や野菜、徳川家康ゆかりの味噌をはじめ、食にも歴史が息づく。清らかな地下水が育む、そばや日本酒も評判だ。市内の食事処で味わうもよし、土産に買うもよし。思い思いに冬の大野グルメを堪能しよう。

とっておきの大野冬グルメ

昔ながらの絶品そば「大野在来そば」

水がよければ、そばもうまい。県内で有数のそば産地である大野市では古くから「大野在来種」が受け継がれている。山々に囲まれ、寒暖差が大きい大野市では良質なそばが育つ。その豊かな香りと優れた食感はそば通をもうならせる。

写真提供:福井県観光連盟

冬しか味わえない水羊かん「でっち羊かん」

11月~2月頃に食べられる、季節限定の水羊かん。名水で仕上げ、つるっとした舌触りと黒糖の濃厚な甘さが特徴だ。チョコレートを混ぜるなど、店ごとにアレンジ。丁稚(でっち)奉公に出た人が里帰りから戻る際、土産にしたからその名が付いたとされる(諸説あり)。

でっち羊かん
写真提供:大野市

大野在来新そば×でっち羊かん~冬の味覚めぐりキャンペーン~ 2021年2月28日まで

市内6店舗で開催する冬の味覚が満喫できるキャンペーン。風味豊かな新そばを名水につけて味わう「名水そば」と、各店の趣向を凝らした「あったかいつけそば」がセットとなった限定メニュー。今回はさらに「でっち羊かん」も付く。

実力派の酒蔵が腕を競う「日本酒」

米どころ大野は酒造好適米「五百万石」の主要産地。名水と米、そして寒冷な気候で醸される大野の地酒はファンが多い。市内に4蔵があり、清酒鑑評会での数々の実績を誇る酒蔵など実力派揃い。

大野の日本酒
写真提供:福井県観光連盟

寒暖の差が生み出す天然の甘み「穴馬(あなま)かぶら」

大野に冬の訪れを告げる伝統野菜。昔から市内の和泉地区で作られている。寒くなるほど甘みを増し、歯ごたえはやわらか。漬物にするのが一般的だが、サラダやみそ汁の具にしてもいい。

写真提供:大野市

家康ゆかりの保存食「はまな味噌」

徳川家康が戦時食として浜名湖周辺で作った「浜なっとう」が元祖とされる。しょう油のもろみにナス、シソの実、ゴマをまぜた味噌。ご飯や豆腐、田楽など、食べ方は多彩だ。

写真提供:大野市

大野市までのアクセス

鉄道=越美北線越前大野駅下車/車=中部縦貫道大野ICから3キロ

観光の問い合わせ

( 一社)大野市観光協会 TEL:0779-65-5521 詳しくはこちらから。

Writer

旅行読売出版社 メディアプロモーション部 さん

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