【見つけた!ご当地鍋】三浦農園のセリが決め手!「こうめ」の仙台せり鍋(2)
![【見つけた!ご当地鍋】三浦農園のセリが決め手!「こうめ」の仙台せり鍋(2)](https://tabiyomi.yomiuri-ryokou.co.jp/uploads/2023/01/19/f0b5529bd56217c1f637e5529a008bbeb7277e17.jpg)
こうめのせり鍋(写真は4人前)は3月頃まで、コース料理のみでの提供。せり鍋付おまかせコース6600円(飲み物別、前日までに要予約、1人〜)は、お通し2品と旬の料理4品が出る。鍋の締めは雑炊が楽しめる
【見つけた!ご当地鍋】三浦農園のセリが決め手!「こうめ」の仙台せり鍋(1)から続く
セリのおいしさが際立つ「引き算で作った鍋」
仙台市中心部にある「こうめ」は店主の佐々木紗矢香さんが和食の腕をふるい、夫の宗治さんはサービスを担当。生産者のもとに足を運び厳選した食材を使った料理が味わえる。せり鍋は昆布と鰹節(かつおぶし)でとった一番ダシを、薄口醤油(しょうゆ)と塩で味を整え、岩手の奥州いわいどりとゴボウを軽く煮てからテーブルへ。肉厚のシイタケとネギを加え一息ついたら、いよいよ三浦農園のセリの出番だ。
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「根っこは15秒〜30秒、茎や葉は10秒以内を目安に、煮込まず、しゃぶしゃぶして食べてください」と宗治さん。甘みや歯応えが際立つ根の周り、シャキッと食感のよい茎、鍋の中で瞬く間に緑濃くなる葉。ダシ汁をまとうことでそれぞれの味がより一層深みを増し、口から鼻へと抜ける香りが心地よい。三浦さんが「引き算で作った鍋です」と言うシンプルな食べ方こそが肝なのだろう。
「専用の銅鍋を使うとセリの緑が鮮やかになり、うま味を閉じ込めつつ火が通るので鶏肉もふっくらします」と紗矢香さん。鍋は仙台で400年以上、銅製品を作り続けるタゼンが手がけたもの。まさに郷土を愛する人々の思いが詰まった鍋料理だ。
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こうめ
17時〜21時、完全予約制/不定休、年末年始休あり/東北新幹線仙台駅から徒歩20分
TEL:022-738-8174
宮城県仙台市青葉区立町26-17 小野ビル 203
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お取り寄せ
三浦農園のせり鍋セット
大(3人〜4人前)4800円(送料別)
三浦農園のセリ600㌘、せり鍋つゆ、伊豆沼農産伊達の純粋赤豚バラ肉400㌘。小(1人〜2人前)3000円もある。2023年3月末まで販売予定。発送日はセリの収穫状況によって変わる場合がありますので、下記までお問い合わせください。
アクアイグニス仙台 マルシェリアン
TEL:022-355-8135
文/堀内志保 写真/堀内 孝
(出典:「旅行読売」2023年2月号)
(Web掲載:2023年1月31日)