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川辺が桜に染まり、縄文体験ができる町【埼玉県蓮田市】

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川辺が桜に染まり、縄文体験ができる町【埼玉県蓮田市】

慶福寺の本堂の前にある将軍桜。市内の桜をめぐるウォーキングイベントが2023年は3月26日に行われる

 

埼玉県東部にあり、JR東北線と東北道が縦断する蓮田市。都心まで約40キロという交通至便な立地ながら、自然が豊かで桜の名所が多い。蓮田駅を起点に、観光スポットを巡ることができる。

遠くに東北線の鉄道橋を望む撮影スポットでもある元荒川さくら堤

 

「将軍桜」と呼ばれる慶福寺のシダレザクラの親は、川越の喜多院にあった江戸幕府3代将軍・徳川家光お手植えの一本桜。移植当初は花が咲かなかったが、1994年の本堂落慶の翌年から咲くようになったという。

元荒川の両岸には、約470本の桜が並び、開花期にはさくらまつりが開催される。

見沼代用水は8代将軍・吉宗の新田開発によって造られた農業用水。2019年に世界かんがい施設遺産に登録された。用水沿いに桜や草花が植えられており、散策やサイクリングが楽しめる。

1728年に完成し、2028年に開削300年を迎える見沼代用水

 

縄文時代前期の6500年前は海に臨む土地に集落が形成された。市内には黒浜貝塚や綾瀬貝塚など、当時の生活の痕跡がそこここに残っている。

史跡黒浜貝塚 縄文時代前期の貝塚を伴う集落遺跡。8年にわたる整備が2023年3月に完了

 

黒浜貝塚から出土した土器の中には、「羽状縄文」という鳥の羽のような文様を使用し、菱形を強調した文様の土器がある。この特徴を持つ土器は初めて確認された遺跡群の所在地名をとって黒浜式土器と呼ばれており、蓮田市文化財展示館には大型の黒浜式土器が展示されている。

展示館の体験コーナーでは、VR(仮想現実)ゴーグルを装着して貝塚の様子を眺めることができる。

高さ45.6センチ、口径40.5センチと大型の黒浜式土器

 

黒浜貝塚は考古学的な価値に加え、自然環境が残されていることから国史跡に指定されている。縄文の海や森が復元され、AR(拡張現実)ポイントでは縄文時代の風景が画面上に広がる(スマホアプリのダウンロードが必要)。縄文人になり切って史跡を歩いてみよう。

蓮田市文化財展示館の黒浜貝塚ガイダンスコーナー

 

蓮田市文化財展示館の黒浜貝塚ガイダンスコーナーでは、黒浜貝塚群出土の石器や土器の実物を中心に展示している。

CGで再現した当時の生活を大型モニターで体験できるほか、四季折々の黒浜貝塚をバーチャルリアリティーで見られる。展示館の隣に竪穴住居が復元されている。

9時~17時/月曜、祝日休(こどもの日、文化の日、土・日曜は開館)、年末年始、館内整理日休/無料/☎048・764・0991


パサール蓮田
2019年にオープンした東北道上り線(東京方面)のサービスエリア。一般道からも入ることができる。
フードコートには、肉汁うどんで知られる「翁(おきな)の郷(さと)」と、老舗飲食店がプロデュースした「ひのでや食堂」の蓮田市ゆかりの2店のほか、約20の店舗が並ぶ。


<アクセス>
鉄道=東京駅から東北線45分の蓮田駅下車
車=東北道蓮田スマートIC利用

<観光の問い合わせ>
はすだ観光協会 TEL:048-765-1723

 

 

(出典:「旅行読売」2023年4月号)

(Web掲載:2023年3月10日)

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Writer

旅行読売出版社 メディアプロモーション部 さん

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