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花手水が彩る行田 【埼玉県行田市】

場所
> 行田市
花手水が彩る行田 【埼玉県行田市】

埼玉県北部にあり、群馬県と接する行田市。石田三成の水攻めに耐え、小説や映画「のぼうの城」の舞台になった忍(おし)城や、日本遺産に認定されている足袋の産地としても知られる。忍城址は約100本の桜があり、3月下旬から4月上旬に見頃を迎える。

コロナ禍が始まった2020年春、行田八幡神社で手水(ちょうず)に見立てた水鉢に花を浮かべ、参拝者にひと時の癒やしをもたらした。同年10月からは「花手水week」として町全体に広がった。毎月1日~14日(11月、1月は15日~末日)、商店や民家など約70軒の軒先にある信楽焼の鉢に色とりどりの花が並ぶ。

行田八幡神社

忍城の総鎮守とされ、社殿は西にある城を向いている。癌やぼけ封じにご利益がある「封じの宮」と呼ばれる。

 

昨年4月からは月に1回、「希望の光」をテーマに、花手水をライトアップしている(「花手水week」、ライトアップともに8月はなし)。城の櫓や神社の社殿を背景に花が輝き、日中とは一変した幻想的な光景が広がる。

花手水がライトアップされた忍城。ライトアップは日没~20時(4月~9月は20時30分まで)
忍城では花手水のライトアップのほか、和傘や灯籠による演出も行われる

 

忍城の御城印は従来からの「歴代四家」バージョンのほか、昨年11月から「難攻不落」バージョンが加わった。新バージョンの御城印に合わせて登場したオリジナルの御城印帳とともに市内4か所で販売している。

観光物産館「ぶらっと♪ぎょうだ」では、御城印のほか約400種の特産品をそろえている。行田の地粉を使ったオリジナル餃子「行田の餃子」と弟分の「浮き城水餃子」は新名物。おしゃれな足袋や、アフリカやブラジルの生地を使ったカラフルなスリッパもある。

表紙に忍城の歴代城主の家紋が描かれた御城印帳(1200円)と和紙に金銀箔をちりばめた「難攻不落」バージョンの御城印(300円)

ぶらっと♪ぎょうだ

特産品の販売やレンタサイクルを行っている。

9時30分~17時(ライトアップ日は20時まで)/無休/TEL:048-554-1036

南河原スリッパ(3850円)
行田の餃子(30個入り1200円)と十勝産小豆のこしあんをつくね芋のすりおろしとコシヒカリの米粉で作った皮で包んだ十万石まんじゅう(5個680円)

 

忍城を中心とする10万石の城下町を歩きながら花を愛で、フライやゼリーフライなど地元グルメも味わいたい。


一般社団法人行田おもてなし観光局

TEL:048-577-8442

<アクセス>

鉄道=JR高崎線行田駅または秩父鉄道行田市駅から市内循環バス利用

車=東北道羽生ICから14㌔

Writer

旅行読売出版社 メディアプロモーション部 さん

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