東武鉄道の新しい特急列車「スペーシア X」この夏デビュー
100 系スペーシアの形を踏襲した丸みを帯びた運転席、組子や竹編み細工をイメージした窓枠などシックなデザイン
号車ごとに異なるデザインでリピートしたくなる
浅草と東武日光、鬼怒川温泉を結ぶ東武鉄道の新型特急「スペーシア X」が７月15日、運行を開始する。東武日光行きと鬼怒川温泉行きがそれぞれ毎日1往復するのに加え、木曜〜土曜、祝日は東武日光行きのみ2往復追加となる。
1号車は「コックピットラウンジ」、2号車は「プレミアムシート」、3〜5号車は「スタンダードシート」、6号車は「コンパートメント」と、号車ごとに設（しつら）えを変え、リピートしたくなる多様性をデザインに取り入れた。
向かい合う2シートの半個室となる「ボックスシート」（5号車／2組限定）や、私鉄の特急では最大となる11平方㍍の「コックピットスイート」（6号車）、オリジナルのクラフトビールなどを出すカフェカウンター（1号車）などもある。さらに天井部のディスプレーとアロマディフーザーで、映像と香りの演出も展開する。
浅草―東武日光駅はスタンダードシート利用で3340円、プレミアムシート利用で3920円。そのほかの座席は、スタンダードシートの料金に別途、特別座席料金が必要。
詳細は特設サイトで。
文／中 文子
（出典：「旅行読売」2023年7月号）
（Web掲載：2023年6月1日）
Tweet
Share