「福岡県&なだ万」の名店へ
ランチで味わえる「福岡旬彩小箱」4620円。先付からデザートまで、福岡県の旬の食材を生かした12品が並ぶ
皇居のほとりの好立地
食をメインに福岡県の魅力を発信する東京の拠点として、2023年1月にオープンしたアンテナレストラン「麹町なだ万 福岡別邸」。皇居西側、半蔵濠沿いに広がる千鳥ヶ淵公園に面してある。例年、3月下旬~4月上旬に約170本のソメイヨシノやヤマザクラが見頃を迎え、心和む景観を楽しめる好立地だ。
運営は、1830年(天保元)年創業の老舗日本料理「なだ万」。どこかの地域に特化した店を運営するのは初めてで、福岡県産の食材をなだ万の料理人が創作し、五感で楽しむひと時を演出してくれる。
食事のほか特産品販売も
ランチは「博多ごぼう天うどん御膳」(1650円)、「はかた地どり照り焼き重御膳」(2420円)など7品。ディナーは「懐石-花-」(9680円)、「糸島豚つゆしゃぶコース」(1万2100円)など6品。「若波」「喜多屋」など福岡の地酒も充実している。物販コーナーでも地酒を販売し、銘菓や調味料、工芸品なども土産に喜ばれている。
店内で工芸鑑賞も
美味な品々に興じるのはもちろん、内装や装飾にも注目したい。大川組子、八女手漉和紙、小倉織、久留米絣など、福岡県が誇る工芸品を各所に配している。箸を進めながら鑑賞するのもよし、食事の前後にゆっくり見て回るのもいいだろう。「五感で楽しむ」、そんな上質な空間がここには広がっている。
観光情報は2階へ!
「麹町なだ万 福岡別邸」のあるふくおか半蔵門ビルの2階に、福岡県東京事務所がある。ここにも伝統工芸品が展示され、県内各地の観光パンフレットもそろっている。観光や移住・定住などの相談にも気軽にできる。