小坂町の新しい魅力「鉄道鍋」
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豚汁を購入すると缶バッジをプレゼント。絵柄は両日で異なる
小坂町で鉄道まつりを開催
秋田県小坂町にある小坂鉄道レールパークで、2025年10月12・13日に「小坂・鉄道まつり2025」が開かれる。
同パークは旧小坂鉄道の線路や設備を活用した観光施設で、寝台特急あけぼの24系客車をはじめ、DD-130形機関車、キ115ラッセル車、11号蒸気機関車などの車両を保存展示している。観光トロッコやレールバイクの体験も楽しめる。あけぼのA寝台個室やB寝台個室は、実際に宿泊もできる。
今回のまつりでは、機関車庫内やあけぼのB開放寝台車の見学もでき、あけぼのの車内放送体験もできる。ガイドが案内する園内ツアーなども行われる。

鉱山鉄道員が使っていた「鉄道鍋」
まつり開催にあわせ、「小坂鉱山鉄道鍋」として豚汁が販売される。両日とも11時~と12時30分~の販売で、各50食限定だ。1杯500円で、購入者には特典として「小坂鉄道缶バッジ」がプレゼントされる。
鉄道鍋はそもそも、スペイン北部の鉱山鉄道沿線で受け継がれる伝統的な調理器具のこと。かつて鉄道員が炭火で調理する際に用いていた。小坂町にある鉱山文化に関して広く知ってもらうことなどを目的に、小坂町でも「小坂鉱山鉄道鍋」を考案。今回のまつりで初めて披露される。


パネル展示で鉄道遺産をPR
販売テントでは、1962年製の小坂鉄道キハ の塗装修繕状況のパネル紹介や、スペイン・グアルド市から提供された写真を展示。鉄道遺産の継承と国際文化交流をPRする。鉄道鍋の活用は同まつり限定に終わらず、今後も小坂町の魅力の一つとして継続的に活用。今後もさまざまなイベントなどで、鉄道鍋を活用した町PRを予定している。
