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【ひとり、秘湯へ】田の中の秘湯で温泉三昧、連泊にぴったりの食堂も 五十沢温泉ゆもとかん

場所
  • 国内
  • > 北陸・中部・信越
  • > 新潟県
> 南魚沼市
【ひとり、秘湯へ】田の中の秘湯で温泉三昧、連泊にぴったりの食堂も 五十沢温泉ゆもとかん

混浴の大露天風呂からは周囲の山々を見渡せ、気分爽快。冬には雪見風呂も

温泉好きが一度つかれば、その湯の良さが忘れられなくなる

五十沢温泉ゆもとかんは、温泉好きが一度つかれば、その湯の良さが忘れられなくなる名湯だ。以前から愛用している宿で、年に1度は宿泊している。南魚沼市中心部から少し外れた田んぼの中にあり、1976年に消雪用の井戸を掘ったところ、深さ50メートル足らずで温泉が出たという。関越道六日町ICから車で向かう途中、この先に温泉宿があるという雰囲気は皆無だが、木立を抜けると突如として大きな宿が現れて驚く。

温泉は大きな露天風呂が付いた混浴浴場がメイン(16時~19時は男性専用、19時~22時は女性専用になる)。脱衣場から風呂場に入ると洗い場があり、その先に広大な浴槽が広がる。手前は男女別の内湯になっているが、一番奥まで進むと男女を隔てる壁がなくなり混浴になる。突き当たりを外に出ると山を望む大露天風呂。ほかにも男女別の小浴場が離れた場所にあり、女湯には露天風呂も備わる。

泉質はアルカリ性単純温泉だが、ほのかに硫黄の匂いがして、すべすべ感もある良質な湯だ。ざぶざぶと大湯量でかけ流しになっており、源泉の温度は50度弱で、夏だと少し熱く感じる場合も。これからの涼しい季節には、快適に温泉を堪能できるだろう。なお毎晩0時~6時は清掃時間で、週に1回程度は日中に浴室の大清掃を行う。日程はホームページに掲載されるので、連泊する場合は事前に確認しておこう。

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混浴の大浴場。内湯の大半を広大な浴槽が占めている

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男女別内湯

客室は和室にツインベッドルームが付いた10.5畳の和洋室が広々としておりおすすめ。リーズナブルに滞在したいなら、8畳和室もいいだろう。いずれもトイレ付きだ。エレベーター前のホールがアメニティーコーナーになっており、自分に合ったサイズの浴衣を持っていくシステム。ティーバッグや飴玉なども置かれ、憩いの場になっている。

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和洋室は4室あり、ゆったり気分で連泊湯治ができる(写真/藤田 聡)

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客室からの眺め(写真/藤田 聡)

良質な湯に加え、連泊したくなる理由の一つが食事の提供スタイルだ。この宿は昨年から2食付きを中止し、予約不要の「おかわり食堂」をオープンした。夕食の日替わり定食は1500円で、メインの料理を肉か魚から選択する。みそ汁と小鉢4品が付き、南魚沼産コシヒカリのご飯がおかわり自由。お酒やおつまみの一品料理も豊富にそろう。カウンター席もあるので、ひとり旅でも気兼ねなく食事を楽しめる。朝食は同じ場所でバイキング料理をいただける。

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夕食の日替わり定食。写真は魚定食の一例

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気軽に利用できる雰囲気が魅力の「おかわり食堂」

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朝食はバイキング形式。「自家製だし巻き卵」などが並ぶ

五十沢温泉ゆもとかん
TEL:025-774-2876
住所:南魚沼市宮17-4

ひとり泊データ
条件:繁忙期を除く
客室:トイレあり8畳和室など(全28室)
食事:夕・朝食=食堂

料金(消費税・入湯税込み)
素泊まり 平日8000円~/休前日9000円~
1泊朝食 平日9000円~/休前日1万円~
1泊2食 なし
※2人1室利用の場合は1泊朝食8500円~

泉質:アルカリ性単純温泉
日帰り入浴:10時~20時/月曜休/平日700円、土・日曜、祝日1000円
交通:上越線六日町駅からタクシー10分/関越道六日町ICから7.3キロ

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■10時~17時/不定休(店舗により異なる)/関越道六日町ICから9.3キロ/TEL:0800-800-3865

文/藤田 聡


※記載内容は掲載時のデータです。

(出典:旅行読売2025年11月号)
(Web掲載:2026年1月2日)


Writer

藤田 聡 さん

1964年、東京都生まれ。温泉研究家。JTB能力開発主催の第1回温泉旅行検定試験で全国1位となり、「温泉旅行博士」の称号を授与され、翌年も連覇。情報サイトのAll About「温泉」ガイド。入浴した温泉数は数千以上。

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