紙風船100周年!作品を募集中
個性的な紙風船の数々
世界で一つだけの紙風船を
北国街道の宿場町として栄え、北前船の寄港地としてもにぎわった新潟県出雲崎町。約4㌔におよぶ妻入りの町並みは古き良き面影を漂わし、日本遺産の構成文化財に認定されている。良寛の生誕地としても知られる。
そんな出雲崎はまた、漁師の妻たちの手仕事として、1919年から紙風船作りが行われてきたところ。現在でも、紙風船の国内生産量トップを誇る。紙風船を作り始めて100周年を迎えたことを記念し、「オリジナル紙風船デザインコンテスト」を開催中。素敵な作品を2020年3月31日まで募集している。
応募規定は、「オリジナルの未発表作品であること」「元々、折りたたんであるように折りたためること」の2点。コンテスト用紙風船に、ぬり絵、色紙の張り付けなどの装飾は自由にしてOKだ。コンテスト用紙風船は、出雲崎町内では「道の駅越後出雲崎天領の里」「良寛記念館」「出雲崎湊郵便局」など、県外では「東京キッチュ谷中店(東京)」「海光堂(神奈川)」「シイング(岐阜)」「如竹堂(岡山)」など各地で販売している。
入選作品は、得票賞(第1位)や特別賞など各賞を用意。例えば得票賞には、賞金2万円、出雲崎町観光協会商品券2万円分、特産品1万円相当が贈られる。
道の駅越後出雲崎天領の里では紙風船の製作体験も楽しめ、ここで製作した紙風船の作品を応募してもOKだ。
文/松田秀雄