弘前さくらまつり、「100回目」だが……
新型コロナの感染予防で中止に
青森県弘前市などは3月26日、4月23日から5月6日に弘前公園で開催を予定していた「弘前さくらまつり」を中止すると発表した。新型コロナウイルスの感染予防などが中止の理由という。
弘前さくらまつりは毎年、開催期間を通じて計200万人以上が訪れる日本有数の桜まつり。今回は、大正時代の第1回「弘前観桜会」から数えて100回目に当たるとして大々的に祝うことになっていた(第2次世界大戦の影響による中止があったため、100回目と位置付けた)。
弘前市では、弘前公園での飲食は禁止するものの、ライトアップやぼんぼりの設置は実施するという。同公園内の桜は4月10日過ぎの開花が予想されている。今年は開花が例年よりかなり早まるとみられるが、同市などでは、桜が散る時の「花吹雪」、その花びらが堀の水面を埋め尽くす「花筏(はないかだ)」を観光資源としてPRしている。
(2020年3月26日作成)