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奈良の西の玄関口 王寺町の歴史を知る

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奈良の西の玄関口 王寺町の歴史を知る

達磨寺。聖徳太子像と達磨大師像を本尊として祀る


奈良県と大阪府の境、信貴山(しぎさん)の東南に位置する王寺町。明治時代に奈良県内で初めて鉄道が開通した交通の要衝で、奈良県の西の玄関口だ。現在は大阪や奈良市のベッドタウンとして、交通至便かつ自然豊かな街として、関西圏で知られている。

 

明神山
明神山から望む王寺町

交通の要衝は歴史を刻む町でもある。王寺町には来年1400年の御遠忌(ごおんき)を迎える聖徳太子の「葬送の道」や、達磨(だるま)大師ゆかりの「達磨寺」などが点在する。NHK大河ドラマ「麒麟がくる」に登場する戦国武将・松永久秀は信貴山に城を構え、最後の戦いを繰り広げた。久秀の墓は達磨寺の境内に立つ。世界遺産「法隆寺」の斑鳩(いかるが)町や、信貴山朝護孫子(ちょうごそんし)寺がある平群(へぐり)町に近い王寺町。町域をまたいでの歴史探訪も楽しいはずだ。

 

王寺町の歴史的魅力を紹介する講座が、12月18日に東京・有楽町で開催される。明治大学の吉村武彦名誉教授による聖徳太子に関する講演や、上方講談師・旭堂南歌さんの講談「聖徳太子と雪丸」、パネルディスカッションによる3部構成だ。まだ見ぬ奈良の魅力を秘めた王寺町について、知ることができる貴重な機会だ。

松永久秀の墓
達磨寺境内にある松永久秀の墓

2021年聖徳太子1400年御遠忌「聖徳太子の実像と片岡の飢人伝承」

基調講演「聖徳太子の実像と片岡の飢人伝承」吉村武彦氏(明治大学名誉教授)

講談「聖徳太子と雪丸」川本三栄子氏(上方講談師 王寺町観光・広報大使)

パネルディスカッション「聖徳太子の実像と伝承」

〇日時 12月18日(金)13時~15時40分(開場12時) 

〇会場 有楽町朝日ホール(JR・地下鉄有楽町駅下車)

〇入場無料 ※こちらから要申込

〇定員 350人 

〇申込締切 12月4日(金)

〇問い合わせ 「奈良・王寺町観光PR歴史講座」事務局 TEL 050-6861-6320(月〜金曜10時〜17時)

 

 

Writer

旅行読売出版社 メディアプロモーション部 さん

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