【しなの鉄道】謙信と信玄が対決した川中島古戦場
しなの鉄道屋代駅からバスで25分の松代にある海津城(松代城)。武田信玄の軍師とされる山本勘助が築城しました。上杉謙信と武田信玄が五度にわたり雌雄を決した川中島の戦いで、武田軍の最前線の城となりました。
第四次合戦では、海津城から3キロほどの妻女山に陣取った上杉軍が朝霧に紛れて密かに山を下り、川中島(八幡原)に信玄自らが率いていた武田軍本隊を奇襲。勘助をはじめ武田軍の重臣が討ち死にする激戦となり、一説では大将同士が一騎打ちをしたと伝わっています。
川中島古戦場史跡公園にはその様子を再現したブロンズ像があり、馬上から太刀を振り下ろす謙信の迫力あふれる姿が印象的です。
近くにある典厩寺(てんきゅうじ)にはこの戦いで討ち死にした信玄の弟、信繁の墓があります。同寺内の川中島合戦記念館には信玄や信繁の画像のほか、信繁の刀や謙信の鉄扇など寺宝を展示しています。
妻女山に登れば(道路が通じているので車でも上がれます)、川中島一帯が一望のもと。謙信は武田軍をどのように眺めていたのでしょうか。
一日たっぷり戦国に思いをはせ、武将の気分に浸ることができます。
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