GI に指定された梅酒「古城の煌めき」（1430円）と「縁」（1540円）

日本一の梅の産地として名高い和歌山県。梅干しなど、梅を使った加工品は数多いが、中でもおすすめは昨年酒類の地理的表示（GI）の指定を受けた梅酒だ。

「GI和歌山梅酒」と呼ばれ、「梅の実は和歌山県内で収穫された青梅または完熟梅を、浸漬する酒類１㌔㍑あたり300㌔㌘以上使用する」などの条件を満たすことが必要だ。和歌山の地域に根差した、良質な梅酒の証ともいえる。

また、人気急上昇なのが「じゃばら」だ。日本唯一の「飛び地」の村、北山村に自生していた香酸柑橘類で、邪気を払うほどに酸っぱいことが名前の由来とも言われる。ビタミンＡとＣ、フラボノイドの中のナリルチンを豊富に含むことで注目され、ジャムやポン酢、ドリンク類などの商品が続々登場している。花粉などによるアレルギーに対する抑制効果が期待されており、研究が進められている。

和歌山の自然の恵みをわかやま紀州館で探してみよう。

地理的表示保護制度（GI）とは？

地域で育まれた伝統と特性を有し、その品質等の特性が生産地と結びついている産品について、その名称を知的財産として登録し保護する制度。「伝統ある産地であること」「一定の基準を満たした品質であること」を示すのが「地理的表示（GI）」。農林水産省や国税庁が指定する。地域ブランド産品を適切に選ぶ目安になる。

わかやま紀州館

特産品などの販売だけでなく、県内各市町村のパンフレットなどが揃い、観光案内も行っている。さらに、オンラインショップもあるので、チェックしてみよう

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