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若狭小浜の最新グルメ旅(1)「三ツ星若狭牛のしゃぶしゃぶ」

場所
  • 国内
  • > 北陸・中部・信越
  • > 福井県
> 小浜市
若狭小浜の最新グルメ旅(1)「三ツ星若狭牛のしゃぶしゃぶ」

日本海側のほぼ中央に位置する福井県小浜市。天然の良港を誇り、古くから人とモノと文化の交流が盛んな地域だ。江戸時代から明治時代にかけて北前船の寄港地で栄え、料亭がひしめき、町家や土蔵が軒を連ね、社寺が地域を見守るような形で街並みがつくられた。

小浜公園近くの三丁町は、重要伝統的建造物群保存地区に選定される「小浜西組」でも、かつての茶屋町の面影を残す一角。
 
明治時代建築の元料亭の酔月は、食事処・四季彩館 酔月として活用され、ブランド牛・若狭牛のしゃぶしゃぶが今夏より通年味わえる。
 
酔月の女将・山岸和恵さんは、「若狭牛は、ご注文を頂いてからスライスします。A5ランクでオレイン酸を極めた三ツ星若狭牛を、魚醤などで作る秘伝つゆとたっぷり白ネギの“つゆしゃぶ”で堪能ください」と話す。

オレイン酸はオリーブオイルの主成分。体によい脂といわれ、三ツ星若狭牛はその含有率が55%以上。口溶けのよさと、まろやかな味わい、後味のさっぱり感が特徴だ。サシ(脂肪交雑)が密できめ細かく、見た目よく、風味もいい。


若狭小浜の最新グルメ旅(2)「八百姫(やおひめ)ひらめ」を味わう

四季彩 酔月
四季彩 酔月/写真:酒井羊一

四季彩館 酔月
名水、魚醤、あごだしなどを使う特製つゆとたっぷりの白ネギで味わう「厳選若狭牛つゆしゃぶ」6050円。波打ったレトロガラスが映える廊下、個室食事処の意匠をはじめ、明治時代築の建物で優雅な食事のひとときを。

昼食11時30 分~13 時30分、夕食17時~22時(要予約)、喫茶10時~16時、水曜休
電話:0770-52-5246

【交通・問い合わせ】
JR小浜線小浜駅下車。車は舞鶴若狭道小浜IC利用。
(一社)若狭湾観光連盟/電話:0770-64-5640

(出典「旅行読売」2021年9月号)

(ウェブ掲載 2021年8月25日)

Writer

のかたあきこ さん

旅ジャーナリスト。町、人、温泉、宿をテーマに30年間、全国取材。テレビ東京『ソロモン流』で旅賢人と紹介される。宿本・旅美人SPECIAL編集長、温泉ソムリエアンバサダー、睡眠健康指導士、傾聴スペシャリスト、サウナ・スパプロフェッショナル、日本茶検定1級、日本茶インストラクター、福岡県出身(福岡検定・中級)。2024年5月に書籍『手わざの日本旅 星野リゾート温泉旅館「界」の楽しみ方』(旅行読売出版社)を発刊。

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