第3の和酒「琥珀浄酎」を開発
ナオライの三宅社長
ナオライは、「多様で豊かな日本酒文化を未来に引き継ぎたい」と、2015年に瀬戸内の久比・三角島(広島県呉市)で産声を上げた酒造会社。その創業社長である三宅紘一郎さんが、「アルコール度数41度の、まったく新しいお酒。レモンの風味とウイスキーのような色合い、味わいをお楽しみください」と太鼓判を押すのが、琥珀浄酎(こはくじょうちゅう)だ。
ナオライでは、日本酒の純粋なアルコールを低温抽出する独自の技術を「浄溜」と名付け、この製法で造った「浄酎」を三宅さんは「日本酒、焼酎に次ぐ、第3の和酒」と呼んでいる。この浄酎を久比・三角島の自社農園で農薬を使わずに栽培したレモン「ミカドレモン」の皮で香り付けし、熟成させたのが、この酒だ。
ウイスキーのような、日本酒由来のレモンの酒
オークやミズナラの樽の中で寝かせることで、浄酎はレモンの風味と溶け合い、琥珀色へと色を変え、ウイスキーのように熟成していくそうだ。
親族に酒蔵関係者が多くいたことから、日本酒に関心を持ち、留学期間を含めて約9年間を中国・上海で過ごしながら、日本酒を販売した経験を持つ。「時をためて、人と社会を醸す」というビジョンを掲げ、日本酒文化の成長と発展に寄与したいと意気込む。
読売旅行が「学ント」と共同で提案する新しい旅のかたち
読売旅行では、大阪よみうり文化センターが運営するオンライン講座「学ント」と共同で、新しい旅の形を提案している。オンライン講座で生産者らと交流しながら学んだ後、実際に現地に足を運び、その街で暮らすように過ごしてみよう。
■生産者になる旅・「ナオライ」と瀬戸内の島で暮らす2泊3日 ツアー詳細はこちらから
■オンライン講座見逃し配信
生産者になる旅 #1~#5 島とレモンと酒と、ここで生きる人の物語
「琥珀浄酎」が出来るまでの工程やほかの生産者らとの関わり、街づくりについて学ぶ全5回のオンライン講座。全5回の講座のうち、第4回までが終了しているが(3月15日現在)、見逃し配信がある。申し込みはこちらから。
※ツアー申込者限定で、見逃し配信を通常の半額で見られるプランも。詳細はこちらから。
■生産者になる旅 <ナオライと旅する瀬戸内> 生産者と出会い、語り合い、体験する2泊3日 WEBサイト
(初出:旅行読売2022年5月号)
(WEB掲載:2022年3月16日)