富士山を望む新名所～FUJIYAMA ツインテラス

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テラスは標高1600mにあり河口湖を見下ろせる（写真提供／笛吹市観光商工課）

富士山の偉大さを再認識できる新しい展望スポット

参った！いやこれは反則だ。あまりにも圧倒的で美しすぎる絶景に言葉が出てこない。ようやく口をついたのは「凄ごい！」の一言。面目ないが、事実だから仕方がない。

ここは2021年7月、富士山北麓にそびえる御坂山地の新道峠に誕生した「FUJIYAMA ツインテラス」。その名の通り、ファーストテラスとセカンドテラスがあり、どちらからも河口湖を手前にした富士山を正面に望める。特筆すべきは東西39kmに及ぶという富士山の裾野の広さを実感できること。左奥には山中湖も見える。

「もともとは登山家や写真家に人気のスポットでしたが、より多くの方に絶景を楽しんでもらおうと建設しました」と、笛吹市観光商工課の担当者。テラスに至る林道は「すずらん群生地」の先からは一般車両進入禁止で、富士山の絶景を眺める穴場とも言える。

散策の前後には、そばやキノコ料理を

電車・バス利用の場合は御食事処沢妻亭の近くなどから、車の場合は「すずらん群生地」駐車場などに車を置いて送迎バスを利用する。送迎バスの終点から徒歩5分ほどでテラスに着く。

沢妻亭は、散策の前後に立ち寄るのにちょうどいいロケーションにある。「いまだけ、ここだけ、本物だけ」をモットーに、オーナー夫妻が自家栽培した40種以上の野菜やキノコ、山菜を使った手作り料理を提供する。秋の楽しみは天然香茸（こうたけ）を使った炊き込みご飯。香茸は“幻のキノコ”と呼ばれ、地元では特別な日にしか食さない超貴重品だ。松茸を上回る香りと味をお楽しみあれ。