鳥鐵駅印の旅 山陰本線・西編〈下北条〜米子〉
名和駅前の高台に位置する公園からは、山陰本線と家並み、日本海が一望のもと
途中下車して町歩きを楽しみながら、駅印を集める「鳥鐵駅印山陰本線・西編」が2022年10月からスタート。名峰・大山と日本海の絶景にひたり、歴史スポットや味覚も満喫したい。
海風に誘われて山陰最初の鉄道路線へ
鳥取県が開始した「鳥鐵駅印」第1弾の伯備線、第2弾の若桜鉄道に次いで、第3弾となる今回の駅印の旅は倉吉駅の一つ西の下北条駅から米子駅までの計14駅が対象だ。
駅印を販売する道の駅大山恵みの里の大黒辰信・事務局長は話す。「山陰で最初の鉄道が御来屋駅から米子駅を経由し、境港駅まで開通して、2022年で120周年になります。下北条駅と米子駅との間にはトンネルがないので、車窓の景色を存分に楽しんでください」。
さらに「駅を降りれば、小さな漁港、旧宿場と町の表情はそれぞれ違います。駅印を集めながら、のんびり途中下車の旅を満喫してほしいです」と大黒事務局長は笑顔で話す。
下北条駅から米子駅へと向かう。この区間では、車窓左手の霊峰・大山の山容が変化していく様子が見所の一つだ。車窓右手では、所々で紺碧の日本海が望める。由良駅と浦安駅との間には特産の大栄スイカを栽培するビニールハウスが多くみられる。名和駅から大山口駅のあたりでは、風力発電の白い巨大な風車が何基も立ち並び、迫力ある景色が楽しめる。
風雪に耐えてきた木造駅舎
駅舎も見逃せない。もとは駅員がいた駅も時代の流れとともに無人化。しかし、旅情漂う木造駅舎が残されている。
「名探偵コナン」の作者・青山剛昌さんの出身地・北栄町にある由良駅の愛称はコナン駅。駅前からコナン通りがのびる。エメラルドグリーンの屋根が映える赤碕駅。赤碕は江戸時代、北前船の寄港地で山陰道の旧宿場町だった風情を残す。
山陰最古の木造駅舎の御来屋駅では、切符の発券台や窓枠、荷物受け渡し台などが明治期の様子を伝える。
古代からの歴史が息づく沿線では、伯耆古代の丘公園の史跡をはじめ、古社も鎮座する。風土を生かした老舗ワインや海沿いならではの日本海の幸も味わいたい。
別名「伯耆富士」の大山の山容が、まさに富士山のように見えてくると、日野川鉄橋を渡る。米子の市街地へと入り、山陰地方で唯一の鉄道管理局が置かれていた交通の要衝・米子駅へ着く。
山陰本線・西編 ~鳥鐵駅印&駅周辺情報~
下北条駅
北条ワイン醸造所
由良駅
浦安駅
八橋駅
道の駅琴の浦
赤碕駅
神﨑神社
中山口駅
下市駅
御来屋駅
道の駅大山恵みの里
名和駅
大山口駅
淀江駅
日吉神社
伯耆古代の丘公園
伯耆大山駅
東山公園駅
米子駅
法勝寺電鉄線客車
吾左衛門鮓
「鳥鐵駅印 山陰本線・西編」販売所
鳥取県西部の山陰本線の鳥鐵駅印帳(1650円)と14駅のオリジナル駅印(各300円)を5か所で販売中。
■下北条駅、由良駅
北栄町観光案内所(由良駅駅舎内)・・・北栄町由良宿573-1/TEL:0858-37-5874/9時~17時15分/年末年始休
■浦安駅、八橋駅、赤碕駅
琴浦町観光協会(道の駅琴の浦内)・・・・琴浦町別所1030-1(八橋駅から
徒歩20分)/TEL:0858-55-7811/9時~17時15分/年末年始休
■中山口駅、下市駅、御来屋駅、名和駅、大山口駅
道の駅大山恵みの里・・・大山町名和951-6(御来屋駅から徒歩20分)/TEL:0859-54-6030/9時~18時/年末年始休
みくりや市(御来屋駅駅舎内)・・・ 大山町西坪/TEL:0859-48-4760/9時~13時/日曜・お盆・年末年始休
■淀江駅、伯耆大山駅、東山公園駅、米子駅
米子市国際観光案内所・・・米子市弥生町12 米子グルメプラザ1階(米子駅からすぐ)/TEL:0859-22-6317/9時~18時/無休
<購入のポイント>
●駅印を購入するには、販売所でその路線を含む乗車券(当日有効のもの)と鳥鐵駅印帳の提示が必要。
●行きの乗車券は下車する際、乗務員、駅係員の証明を受けると持ち帰ることが可能。
●同じ駅の駅印を2枚以上購入する場合には、購入枚数と同じ数の鳥鐵駅印帳の提示が必要。
●全14駅の鳥鐵駅印を集めて、販売所に持参するとオリジナル記念ポスターを進呈。
「伯備線編」「若桜鉄道編」も実施中!
鳥鐵駅印第1弾の伯備線、第2弾の若桜鉄道でも駅印を好評発売中だ。米子平野、日野川の眺めも素晴らしい伯備線では、伯耆大山駅から上石見(かみいわみ)駅まで鳥取県内10駅の駅印を販売。「鉄道遺産」が多く、昭和の旅情あふれる若桜鉄道では郡家(こおげ)駅から若桜駅まで9駅の駅印を販売している。販売所など詳細は鳥取県観光連盟のホームページへ。
◎「鳥取鐵印」の問い合わせ 鳥取県観光交流局観光戦略課 TEL:0857-26-7237
◎鳥取県の観光の問い合わせ 鳥取県観光連盟 TEL:0857-39-2111
(出典:「旅行読売」2023年1月号)
(WEB掲載:2022年12月1日)