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日本橋とやま館で「食」の体験会を開催

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日本橋とやま館で「食」の体験会を開催

2022年11月15日、16日、東京・日本橋にある富山県のアンテナショップ「日本橋とやま館」トヤマバーで、富山県のグルメを体験するイベント「富山のおいしいレシピ体験会」が行われた。

冒頭で富山県の地形や歴史、ホタルイカやシロエビ、ブリなど四季折々の食材が紹介された。特に江戸時代から明治時代にかけて、北前船の交流によってもたらされた昆布の消費量は富山県が日本一を誇る。出汁のほか、煮たり焼いたり、料理によって多様な使われ方をしている昆布の奥深さが説明された。

挨拶する日本橋とやま館の田﨑博勝館長

 

続いて、講師として登壇した料理教室を主宰する神田賀子さんと竹内浩恵さんが、富山の食材を使って作った料理をレシピとともに紹介した。

神田さんは「ブリとこんかいわしのたたき」で、ブリにこんかいわしを合わせ、リンゴを加えている。「こんか」は糠漬けのことで、冬の保存食として食されている。竹内さんの「富山を楽しむピンチョス」は、富山の味噌で漬けた野菜とかまぼこを組み合わせた。

料理や食材の説明をする神田賀子さん(左)と竹内浩恵さん

 

そのほかに、ます寿し3種の食べ比べもあった。富山名物のます寿しは50種類以上あり、メーカーごとに作り方が異なる。見た目は同じようでも、味付けによって異なる風味を感じてほしいと説明があった。日本橋とやま館では、数種類のます寿しが日替わりで入荷し、毎日異なるます寿しを販売している。

料理に合わせるのは、富山の地酒である「曙」と「満寿泉(ますいずみ)」。「満寿泉」はグラスに入れたものと鋳物に入れたものの二つが供された。高岡市の能作(のうさく)が作る酒器は錫で出来ており、まろやかな味わいになるという。

料理を味わう参加者

 

参加者は料理や食材、酒や酒器にまつわるストーリーを聞いて、現地を思い浮かべながら食事した。講師やスタッフに質問する参加者もいて、行ったことのない富山県の食に興味を持ったようだった。

終了後はアンテナショップの店舗で、料理に使われていた食材や酒などの買い物を楽しんだ。

(WEB掲載:2022年12月26日)

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食材や加工品、酒など富山県の特産品が並ぶショップ。入り口にます寿しコーナーがある

Writer

旅行読売出版社 メディアプロモーション部 さん

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