特急「ひだ」の新型ハイブリッド車両 追加投入で、より便利に
先頭車両は美しい流線形が特徴
新型車両が追加投入され、運転区間を富山まで拡大
JR東海は、名古屋―高山駅間の特急「ひだ」に今年7月から投入した新型車両「HC85系」を12月1日から増備し、運転区間を富山駅まで拡大する。これにより、HC85系で運転する「ひだ」は1日6本から8本に増える。
ディーゼルエンジンをそのまま駆動力に使っていた従来のキハ85系に対し、HC85系はエンジンでの発電と蓄電池の電力を組み合わせ、モーターを回して走行するハイブリッド方式。
キハ85系と比べて二酸化炭素の排出量が約30%削減されるのに加え、ハイブリッド機器をすべて床下に搭載し、広々とした客室空間を確保。防振ゴムや床を二重化することで、さらに振動・騒音を抑え、車内の快適性を高めている。
HC85系で運転する「ひだ」は、高山方面が1号・15号・17号に加えて3号(名古屋8時43分発)。名古屋方面が2号・4号・10号に加えて14号(富山13時2分発)。
問い合わせは、JR東海テレフォンセンター TEL:050-3772-3910。
(出典:「旅行読売」2023年1月号)
(WEB掲載 2022年12月21日)