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「オホ弁」第二弾がスタート!

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「オホ弁」第二弾がスタート!

オホ弁「manma WAPPA」

弁当で地域を盛り上げる

北海道東部に広がる、北見市、網走市などオホーツク地域18市町村の観光やグルメなどの魅力を発信しているオホーツク総合振興局。地元の産物を生かして同エリアを盛り上げようと、2022年から「オホ弁」事業を展開している。

第一弾の「網走弁当パエリア」
第一弾の「網走弁当パエリア」

「オホ弁」の3定義

「オホ弁」は、「地場産たくさんオホーツク弁当」の通称。オホーツク地域の魅力発信、特産のPRに賛同する管内事業者4社が制作、販売し始まったご当地弁当だ。オホ弁の定義は、①オホーツクブランド認証商品を1品以上使用すること、②その他の食材も、オホーツク産または道内産を中心に使用することが望ましい、③日常利用のお弁当から、特別な日や観光客向けのお弁当までをターゲットにしても構わない、の三つが基準になっている。

第一弾の「駅弁【知床とりめし】」
第一弾の「駅弁【知床とりめし】」

3月から第二弾がスタート

2022年からスタートした第一弾では、網走市の「駅弁【知床とりめし】」と「網走弁当パエリア」、北見市の「オホーツク彩り弁当」、訓子府町の「さんじん特製地場産たくさんオホーツク弁当」の4種が販売された。今回、2023年3月13日から管内事業者4社が新規加盟し、第二弾がスタート。新たに4種の弁当が販売される。

一つ目は、小清水町にあり弁当販売と食事を提供する店舗「ままべん」が考案したオホ弁「ままべん発ドーン!とオホーツク弁当」(1500円)。パスタやコロッケなど小分けにして9品を盛り込んだ弁当だ。使用しているオホーツクブランド認証商品は、天才ビートくんシロップ(北海道ビート黒糖株式会社)、北海道清里(清里焼酎醸造所)、北海道フリッターおせんほがじゃ(株式会社山口油屋福太郎)、知床牛無塩せきコンビーフ(株式会社カネダイ大橋牧場)。そのほか、地元食材として町産の牛肉、ゴボウ、ジャガイモ、知床どりなども使っている。

「ままべん発ドーン!とオホーツク弁当」
「ままべん発ドーン!とオホーツク弁当」

カニの風味を生かした逸品

二つ目は、紋別市内で酒場や食堂を経営する株式会社りんのオホ弁「かにめし弁当」(1500円)だ。オホーツク産のズワイガニのほぐし身を一面にちらした弁当で、オホーツクの塩「焼塩」(株式会社つらら)で全体の味を締めながら、カニ本来の風味を損なわないよう薄味の仕上がりになっている。海洋交流館フードコート内にある「海鮮りん食堂」で販売している。

「かにめし弁当」
「かにめし弁当」

酒のアテにもぴったり

三つ目は、網走市内にあるBlueM株式会社が営む食堂「食堂manma」が作ったオホ弁「manma WAPPA」(1200円、写真冒頭))。わっぱ一面に彩りや栄養バランスを考慮した品々が並ぶ逸品で、“映え”度も高い。知床若鶏や知床サチクポークをはじめ、オホーツク産もち麦、網走産原木椎茸、網走産オホーツクサーモン(またはサクラマス)、 常呂産シルクスイート焼イモ、留辺蘂産白花豆、網走産大豆など、オホーツク産の食材を生かし、おいしいおかずに仕上げている。酒のアテにもぴったりなおかずばかり。

ホテルのレストランが考案

最後は、北見市のホテル黒部内にあるレストランシェルブルー考案のオホ弁「ホテル黒部のオホーツク弁当」(2023円)。しじ美醤油(おおぞら三昧株式会社)、Velvet Source(芥川ファーム) 、手造り砂糖「ビート糖」 (北海道ビート黒糖株式会社) 、大豆まるごとフレッシュソース (株式会社イソップアグリシステム)の、各オホーツクブランド認証商品を使用。ホタテやサケ、長イモ、アスパラガスなど地場産食材も取り入れて、オホーツクらしさを強調している。

新商品の登場により、計8種となった「オホ弁」。地元を訪れないと味わえない、まさに「ご当地弁当」。これから春休み、ゴールデンウイークなど行楽シーズンは多く、ひとりで、家族で、グループでオホーツク地域を旅しながら、「オホ弁」の食べ比べを楽しんでもらいたい。

「ホテル黒部のオホーツク弁当」
「ホテル黒部のオホーツク弁当」


Writer

松田秀雄 さん

全国を取材で巡ること約30年。得意なテーマは「温泉」で、北海道・稚内温泉から沖縄・西表島温泉まで500湯・2000軒以上は訪れている。特に泉質は硫黄泉が好きで、湯上りに体を拭かず自然乾燥させるのがモットー。帰宅後、体に付着した硫黄成分が湯船に染み出して白濁する様子を見るのが好き。最近は飲泉への興味が強く、「焼酎割に適した温泉は?」を掲げて最高の一杯を探し中。旅行読売出版社・編集部に所属。

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