【空から灯台】出雲日御碕灯台<島根県出雲市>

紺碧の海に映える白亜の出雲日御碕(いずもひのみさき)灯台
石造りとしては日本一高い灯台
出雲日御碕灯台は、出雲大社の西北約10キロ、島根半島の西端にある日御碕の断崖にそびえ立つ。駐車場から向かうと、インフォメーションや食堂、商店、民宿などが数軒、灯台の近くに並んでいる。海岸線沿いの遊歩道を歩きながら、海食による岩盤や柱状の奇岩が連なるダイナミックで美しい景色を楽しんだ。
石造りとしては日本一高い約44メートルの灯台の見た目はとてもスマートだ。内部に入ると珍しく土足禁止で、靴を脱いでから、らせん階段を上っていく。レトロな雰囲気の照明が内壁を照らし、飾ってある灯台の写真を見ながら163段の階段を上りきった。
この日は晴天で、太陽に照らされてキラキラ光る日本海を眺めながら一息ついた。撮影後は灯台近くの民宿で、新鮮な魚の刺し身に舌鼓を打った。
ドローン撮影/⻘⾕ 慶
日没近くの灯台のシルエット
白と赤の明かりで交互に海を照らしている。灯台資料展示室を併設
出雲大社で知られる、島根県北東部の島根半島に位置する
ドローン撮影した灯台の動画は👉こちら
【出雲日御碕灯台】
高さ:約44メートル
初点灯:1903(明治36)年
交通:山陰線出雲市駅からバス1時間、日御碕灯台下車徒歩5分/山陰道出雲ICから19キロ
備考:「日本の灯台50選」、「世界灯台100選」、国の重要文化財
TEL:0853-54-5341(燈光会 出雲日御碕支所)
※記載内容はすべて掲載時のデータです。
(出典:「旅行読売」2025年8月号)
(Web掲載:2025年7月18日)