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九州横断 気ままな春ドライブ~熊本編~

場所
九州横断 気ままな春ドライブ~熊本編~

馬刺し(イメージ)

熊本は魅力スポットがいっぱい

大分から熊本、長崎へ、ひと足早く春の訪れを感じ始めた九州を横断し、話題スポットを訪ねるドライブ2日目。大分県を後にして熊本県内を走る。

熊本県も魅力スポットは多く、全線運行再開した南阿蘇鉄道や、熊本地震の被害から復旧・再建を終えた阿蘇神社など、どこも立ち寄りたい。

国指定重要文化財の八千代座もおすすめ。1910(明治43)年築の芝居小屋で、花道、桟敷席など江戸時代の歌舞伎小屋の様式を伝えている。舞台や楽屋、枡席などを気軽に見学でき、資料館には衣装や小道具などを展示している。

八千代座(外観)
八千代座(外観)
八千代座(館内)
八千代座(館内)

馬肉生産量が日本一

熊本の味といえば熊本ラーメン、あか牛丼、太平燕(タイピーエン)……春近い時期なら、桜肉こと馬肉料理はいかが?語源一説では、冬にたくさんエサを食べて、春になると脂がのっておいしいから、という。熊本県は馬肉生産量が日本一。特に薄く切った馬刺しは人気で、タマネギやニンニクなどと一緒に甘口しょう油で食べるのが定番だ。

太平燕も人気だ。長崎で生まれ熊本で育まれた麺料理で、海鮮や野菜など具材はたっぷり。麺に春雨を使っているのが特徴だ。中国・福建省の郷土料理をアレンジしたものという。

馬刺し(イメージ)
馬刺し(イメージ)
太平燕(イメージ)
太平燕(イメージ)

秘湯ムード漂う温泉へ

熊本県内に温泉は数多く、どこに泊まろうか迷ってしまう。静かに過ごすなら、小国町にあるわいた温泉郷はいかが?はげの湯、岳の湯など、“小国富士”として親しまれる涌蓋山(わいたさん)の麓に点在する六つの湯処からなる。古民家、オーベルジュ、離れなど、どの宿も個性に富む。源泉かけ流し、家族湯などが自慢の宿も多い。秘湯ムード漂い、温泉蒸気を使った蒸し料理も名物だ。

わいた温泉郷
わいた温泉郷

<問い合わせ>

熊本県観光連盟☎096・382・2660    

公式サイトはこちら       

八千代座(山鹿市)☎0968・44・4004

馬刺し(熊本県内各所)☎096・382・2660(熊本県観光連盟)

太平燕(熊本県内各所)☎096・382・2660(熊本県観光連盟)

わいた温泉郷(小国町)☎0967・46・5750(わいた温泉組合事務局)

◉協力/写真提供:熊本県観光連盟

 

(WEB掲載:2024年2月26日)


Writer

松田秀雄 さん

全国を取材で巡ること約30年。得意なテーマは「温泉」で、北海道・稚内温泉から沖縄・西表島温泉まで500湯・2000軒以上は訪れている。特に泉質は硫黄泉が好きで、湯上りに体を拭かず自然乾燥させるのがモットー。帰宅後、体に付着した硫黄成分が湯船に染み出して白濁する様子を見るのが好き。最近は飲泉への興味が強く、「焼酎割に適した温泉は?」を掲げて最高の一杯を探し中。旅行読売出版社・編集部に所属。

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