九州横断 気ままな春ドライブ~長崎編~
長崎市恐竜博物館
カーフェリーで洋上散歩
大分から熊本、長崎へ、ひと足早く春の訪れを感じ始めた九州を横断し、話題スポットを訪ねるドライブ最終日。旅の舞台は長崎県だ。
熊本県から長崎県へは海岸沿いにぐるりと陸路を走るのもいいが、カーフェリーで島原半島へ移動してみたい。熊本港から島原港へ片道1時間ほどの船旅も満喫できる。
島原港に着いたら、雲仙普賢岳や有明海を眺めながら島原半島を快走。今年、築城400年を迎えた島原城に立ち寄ったり、半島南端の沖合でイルカウォッチングを楽しむのもいい。
温泉なら、熱量日本一と言われる小浜温泉へ。雲仙温泉郷の一湯で、島原半島西部にあり、1300年以上の歴史を刻む。泉温100度を超える湯が約30か所から湧き、湧出量は1日約1万5000㌧を誇る。宿は13軒で、源泉を使った「湯せんぺい」が名物だ。泉温105度にちなんだ「ほっとふっと105」は、日本一長い全長105㍍ある足湯。橘湾に沈む夕日を眺めながら温泉を楽しめる人気スポットだ。
“国内発祥”グルメが目白押し
長崎の名物グルメは、トルコライス、カステラ、皿うどんなど、“国内発祥”を冠するものが多い。中でもトルコライスはおすすめで、60年ほど前に誕生した洋食。トンカツ・ピラフ・ナポリタンなどを盛ったワンプレート料理で、 “大人のお子さまランチ”として親しまれている。
絶景が迎える旅のゴール
九州横断ドライブの最後は、長崎半島南端にある長崎市恐竜博物館へ向かおう。長崎市産の恐竜をテーマに2021年に開館し、常設展は5テーマで構成され、化石や全身骨格など約180点を展示している。日本で初めて発見されたティラノサウルス科大型種の歯の化石など貴重品を所蔵し、トリケラトプスの本物の角に触れられるのも興味深い。隣接する水仙の丘に上がると大海原と軍艦島を望め、旅の締めくくりにふさわしい絶景が待っている。
<問い合わせ>
長崎県観光連盟TEL:095・826・9407
公式サイトはこちら
小浜温泉(雲仙市)TEL:0957・74・2672(小浜温泉旅館組合)
ほっとふっと105(雲仙市)TEL:0957・74・2672(小浜温泉観光案内所)
トルコライス(長崎県内各所)TEL:095・826・9407(長崎県観光連盟)
長崎市恐竜博物館(長崎市)TEL:095・898・8000
◉協力・写真提供:長崎県観光連盟、雲仙観光局
(WEB掲載:2024年2月26日)