ナニコレ!?みやげ 千葉県の巻 松戸市の郷土菓子「すぐやる菓」
「すぐやる菓」
松戸市の全国初「すぐやる課」にちなむ菓子の2代目
1969年(昭和44年)、千葉県松戸市に全国初となる「すぐやる課」が設置された。市内の老舗菓子店「栄泉堂岡松」の先代店主は翌70年に「寿久弥留菓」を製作し販売した。同店は1914年(大正3年)創業だ。
同店は、すぐやる課発足40周年の節目を迎えた2009年に、新しい郷土菓子として蜂蜜まんじゅう「すぐやる菓」を製作し、販売し始めた。「すぐやる課」にちなむ菓子としては2代目の誕生である。
ミネラルやビタミンなどを多く含み、健康効果があるといわれているのが蜂蜜。その蜂蜜をまんじゅうの生地にたっぷりと練り込んである。
普段、顧客から「こし餡(あん)の焼き菓子が食べたい」との要望が寄せられていたことから、同店秘伝の技法でつくる風味豊かなこし餡を、たっぷりと生地に包み、焼き上げている。
蜂の巣駆除などに活躍する「すぐやる課」
松戸市のすぐやる課を創設したのは第9代市長だった松本清氏。松本清氏は全国展開する薬局チェーンの創業者としても知られる。
松本市長は「すぐやらなければならないもので、すぐやり得るものはすぐにやります」をモットーに、緊急的な市民のニーズ、市民の要望に対応するため、「すぐやる課」を設けた。同課は、スズメ蜂などの巣の駆除や、簡易な道路補修などの、市民生活の困りごとに即座に対応し、現在に至っている。
【価格】151円
買える場所
松戸駅西口から徒歩7分の「栄泉堂岡松」
TEL 047・362・2535