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ナニコレ!?みやげ 高知県の巻 おもうつぼ

場所
> 室戸市
ナニコレ!?みやげ 高知県の巻 おもうつぼ

獰猛な海水魚が、パッケージの絵ではとてもかわいらしく描かれている

かわいらしい絵につられて、買って食べたら「つぼにはまる」

高知県の室戸岬周辺は、海の幸に恵まれている。その一つが体長約1㍍の細長い体の獰猛(どうもう)な海水魚ウツボだ。大きな口と鋭い歯を持ち、浅海の岩礁に生息する。地元では古来、授乳期の妊婦のカルシウム補給や滋養強壮によいと言われて来た。

郷土料理のウツボのから揚げを、「保存可能な土産物に」と工夫を重ねたのは、「いずま海産」(高知県室戸市)の出間精一郎社長だ。2000年に、一般的には怖いイメージを持たれているウツボをかわいらしく描いたパッケージに一新したところ、売れ行きがよくなったという。

薄い塩味に磯の潮風がただよう

太平洋に向かって立つ維新の志士中岡慎太郎像がある室戸岬を訪れた時、室戸市観光協会の売店で、ユーモラスにデザインされたウツボが描かれたパッケージが目に入った。「まあだまされたと思うて食べてみて」という宣伝文につられて購入した。

高知市内のホテルの部屋に戻り、パリパリっと食べると、薄い塩味に磯の潮風がただようのを感じた。パッケージに書いてあるように「まっことおいしい」。そして「つぼにはまるうまさぜよ!!」にもうなずいた。

製造工程で「室戸の海洋深層水」を活用

地球の両極からはるばる高知県沖へやってきた深層の海流は室戸岬にぶつかって「湧昇流」となる。そこから採取した「室戸の海洋深層水」を製造工程で活用しているという。まっこと、土佐(高知県)みやげにぴったりの品である。

文/藤原善晴

価格 1箱660円(税込み) ※消費税10%の額です

(出典 月刊「旅行読売」2017年6月号)
(掲載 2019年10月1日)

買える場所

高知空港、高知駅の売店など。

問い合わせ・お取り寄せ

いずま海産
TEL 0887-22-0926


Writer

藤原善晴 さん

月刊「旅行読売」編集部に2019年12月まで勤務。現在読売新聞東京本社文化部。瀬戸内海が見晴らせる広島県安芸津町風早(現・東広島市)生まれ。レトロブームということもあり、最近は「昭和」という言葉に敏感に反応。また、故郷が「令和」の典拠となった万葉集ゆかりの地であるため、福岡県太宰府市、奈良県、富山県高岡市、鳥取県など各地の「万葉集」ゆかりのニュースにも目を光らせている。