小松姫没400年、びっくりひな飾り
迫力ある特別雛壇
沼田城を守った小松姫
群馬県沼田市にある老神(おいがみ)温泉で、2020年2月22日~3月29日に「老神温泉びっくりひな飾り」を開催する。
今回のテーマは「真田信之正室・小松姫を偲んで」。真田信之(信幸)は沼田城の初代城主で、弟はドラマ「真田丸」の主人公・真田幸村(信繁)。吉田羊さんが演じた正室・小松姫は本多忠勝の娘で、城主不在時に沼田城を守った伝えから良妻賢母で知られる。彼女の没400年が今年にあたる。
手作り体験やご当地グルメ
開催場所は、老神温泉の参加旅館や利根観光会館、南郷曲屋など。中でも注目は利根観光会館で、県内外から集められた6000体以上の雛人形が場内狭しと並べられる。幅18m×高さ3.8mの特設雛壇はその迫力が圧巻で、他にも幅6.7m×高さ3mの15段からなる雛壇なども見ものだ。
2月29日~3月3日と3月19日~22日はスペシャルDay「まるごとひな祭り」と題し、各旅館で甘酒やスイーツなどのおもてなし、地元の農産物や工芸品の販売などもある。利根観光会館では手作り体験も楽しめ、2月29日~3月3日、19日~22日には「小松姫人形づくり」絵付け体験を実施。3月7・8・14・15日には「つるし雛づくり」なども楽しめる。
利根観光会館の特設ステージには、東倉内町飛組保存会の山車人形「小松姫」も展示される。沼田まつりで登場する各町内が所有する山車のうち、小松姫をテーマにした山車である。2月29日には、東倉内町飛組保存会のお囃子の実演も行われる。沼田まつりは、地元の須賀神社の「祇園祭」と沼田まつり商工祭があわさった夏の大祭で、天狗みこし、千人おどりなどが見もの。
小松姫の武将印も魅力
沼田市街にある商い処「松之屋」は、真田信之、小松姫らに扮して沼田市のPRに励む「上州真田武将隊」の活動拠点だ。オリジナルグッズを多数販売し、御城印を思わせる真田信之や小松姫の「武将印」なども売っている。
文/松田秀雄
<問い合わせ>
老神温泉観光協会
TEL0278-56-3013
http://www.city.numata.gunma.jp/event/tone/1006452.html
松之屋
(ウェブ掲載 2020年2月19日)
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