希少な食材〝食の世界遺産〟に登録
土気からし菜
フードロス問題など食の大切さを
スローフード協会(本部・イタリア)のプロジェクトの一つで、〝食の世界遺産〟とも言われる「味の箱船」に、このほど日本の希少な食材14品が登録された。
これは、小規模な生産者による希少食材が消えてしまうかもしれないことから、おいしさや伝統など世界共通のガイドラインで選定した食材を支援し、生産などを守っていこうという活動。1996年から始まり、現在5500種以上の世界中の野菜や果物、加工食品などが登録されている。
今回、日本で登録されたのは、北海道の「アハ(ヤブマメ)」や千葉県の「土気からし菜」、沖縄県の「チデークニ(島ニンジン)」など14品。一つの食材がなくなることは生態系にも影響を及ぼす。近年、フードロスも問題になっており、毎日の生活を通じて食の大切さを感じてほしい。