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希少な食材〝食の世界遺産〟に登録

希少な食材〝食の世界遺産〟に登録

土気からし菜

フードロス問題など食の大切さを

スローフード協会(本部・イタリア)のプロジェクトの一つで、〝食の世界遺産〟とも言われる「味の箱船」に、このほど日本の希少な食材14品が登録された。

これは、小規模な生産者による希少食材が消えてしまうかもしれないことから、おいしさや伝統など世界共通のガイドラインで選定した食材を支援し、生産などを守っていこうという活動。1996年から始まり、現在5500種以上の世界中の野菜や果物、加工食品などが登録されている。

今回、日本で登録されたのは、北海道の「アハ(ヤブマメ)」や千葉県の「土気からし菜」、沖縄県の「チデークニ(島ニンジン)」など14品。一つの食材がなくなることは生態系にも影響を及ぼす。近年、フードロスも問題になっており、毎日の生活を通じて食の大切さを感じてほしい。

チデークニ
チデークニ

<公式サイト>

日本スローフード協会

 

(出典「旅行読売」2021年8月号)

(ウェブ掲載2021年7月22日)

Writer

松田秀雄 さん

全国を取材で巡ること約30年。得意なテーマは「温泉」で、北海道・稚内温泉から沖縄・西表島温泉まで500湯・2000軒以上は訪れている。特に泉質は硫黄泉が好きで、湯上りに体を拭かず自然乾燥させるのがモットー。帰宅後、体に付着した硫黄成分が湯船に染み出して白濁する様子を見るのが好き。最近は飲泉への興味が強く、「焼酎割に適した温泉は?」を掲げて最高の一杯を探し中。旅行読売出版社・編集部に所属。

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