江戸の商家や窯元、洋館が立ち並ぶ有田町の内山地区

焼き物の里・有田は、「食」の里でもある。名水に育まれた鯉や地元産そばなど、滋味豊かな食材を使ったメニューがそろい、有田焼の器も彩りを添える。目で、舌で、有田の美味を楽しみたい。

霊山・黒髪山の麓、四季折々の自然に包まれる料亭。鯉料理が有名で、環境省が選定した名水百選「竜門の清水」で育った鯉を使った洗い、鯉こく、ユッケなど料理人の技が光る品々を堪能できる。希少な鯉の頬肉のにぎり2200円は自慢の一品だ。

11時～14時30分LO、17時～19時45分LO／木曜休／佐世保線有田駅からタクシー10分

有田町広瀬山甲2373-4　TEL：0955-46-3617

里山の風景にたたずむそば懐石の名店。地元・二ノ瀬地区で取れたそばを使った十割そばを中心に、佐賀牛、玄界灘産魚介、地元産野菜など旬の素材を丁寧に調理した懐石料理が並ぶ。有田焼、古伊万里など器使いも見事。5500円と１万1000円コース、要予約。

12時～13時30分LO、18時～20時LO／不定休／佐世保線有田駅からタクシー20分

有田町上本乙3390-6　 TEL：0955-46-3170

有田焼や伊万里焼の絵柄をプリントした話題のクッキー。食べるのも惜しくなる、美しい皿絵をデザイン。「有田様式」「鍋島文様」「明治有田超絶技巧」の三つのセットがある（各2000円）。「有田銘品館」「有田館」などで販売。

2022年２月５日～３月13日に開催。愛らしい磁器製のひな人形が内山地区をはじめ、町中に飾られる。有田焼のショッピングモール「アリタセラ」に飾られる世界最大級の磁器製座りびなの七段飾りは必見。詳しくは有田観光協会まで。

有田観光協会　TEL：0955-43-2121　

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（出典「旅行読売」2022年1月号）

（ウェブ掲載　2021年12月20日）