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山形県最上地方の「最上三十三観音」が、14年ぶりに本尊を御開帳

場所
山形県最上地方の「最上三十三観音」が、14年ぶりに本尊を御開帳

天童市にある最上三十三観音の1番札所「若松観音」は、縁結びの観音様として有名


通常非公開の秘仏に会える、貴重な機会

「最上(もがみ)三十三観音御開帳」が10月31日まで、山形県最上地方の33の霊場で開催されている。

山形県には最上、庄内、置賜(おきたま)の各地方に三十三観音があり、合わせて「出羽百観音」と呼ばれ、古くから巡礼が行われてきた。

最上三十三観音札所の始まりは室町時代とされる。各本尊は秘仏として通常非公開だが、特別に12年に1度御開帳となる。今回は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、実に14年ぶりだ。

弘法大師作、慈覚大師作など貴重な観音像を間近に拝観でき、各札所のオリジナル特別印、記念散華(さんげ)、記念御影(おすがた)も用意されている。

最上三十三観音札所の打ち止めの地「庭月観音」

将棋駒の産地、天童市にある1番札所「若松観音」から清流・鮭川のほとりの33番札所「庭月(にわつき)観音」まで、里山と最上川、お堂が織りなす美しい景観に触れられるのも魅力。坐禅や写経、精進料理を体験できる札所もある。

最上三十三観音 ホームページ


(出典:「旅行読売」2022年6月号)

(WEB掲載:2022年5月22日)


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Writer

天野久樹 さん

1961年、秋田市生まれ。過去に全国紙の運動部記者として、大相撲やモータースポーツ、アマチュア野球などを取材。現在は月刊「旅行読売」で、特集面の取材や全国観光ニュース情報などを担当している。イタリアの国立大学(ペルージャ外国人大学イタリア語・イタリア文化プロモーション学科)を卒業したキャリアを活かし、イタリア語の翻訳も行っており、訳書に「アイルトン・セナ 確信犯」(三栄書房)がある。

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