【鉄印帳の旅】山形鉄道
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赤湯駅から山形県米沢盆地北部の2市2町を走る山形鉄道フラワー長井線。長井市の「あやめ」、南陽市の「さくら」、白鷹町の「紅花」、川西町の「ダリア」と各地域のゆかりの花で彩られた4両のほか、地域の繋がりをイメージした「花結びより」、鉄道むすめ「鮎貝りんご」の計6両のラッピング車両が走る。
まずは宮内駅で下車して、“東北の伊勢”と呼ばれる熊野大社にお参り。駅へ戻ると、ウサギのもっちぃ駅長がケージの外を元気に走り回っていた。愛くるしい駅長としばし戯れ再び列車へ。登録有形文化財になっている西大塚駅を車窓から眺め、しばらくすると目的の長井駅に到着した。
長井駅は、今年5月に鉄道の利用促進と市民の交流拠点作りを目的としてできた、全国初の市役所一体型の駅舎だ。
さっそく1階にある駅窓口で鉄印を貰う。鉄印は、沿線の4種の花をちりばめ線路で繋いでいるデザインで色鮮やか。「今後は、新しいデザインの鉄印をもっと展開していきたい」と、企画営業係の清野涼子さんは話す。
昼食は、同じ駅舎内にオープンした「Walkers CAFE & MARKET」で、ベーカリーサンドウィッチの生ハムを購入。
その後、舟運で栄えた町の佇まいを今に残す「文教の杜ながい」を抜けて最上川の畔に向かう。「舟場」という一帯の地名に古の名残を感じつつ、あやめ公園駅近くの「卯の花温泉 はぎ乃湯」へ。見ごろを迎え始めたハギの花の観賞と温泉を楽しみ、赤湯駅へと戻った。
鉄印帳の販売・鉄印の記帳は長井駅窓口にて、10時~17時・年末年始休
鉄印帳2200円/鉄印の記帳料300円(乗車券の提示が必要)
TEL:0238-84-1529
(2021年「旅行読売11月号」より)
(WEB掲載:2021年12月29日)