【バリアフリーの温泉宿】京湯元 ハトヤ瑞鳳閣 京都温泉
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ユニバーサルツインも和の趣あふれるしつらえ。車イスが回転できる広さがある
京都駅前の天然温泉。源泉かけ流しの風呂付き客室も
京都駅から北へ徒歩5分に立つ「京湯元ハトヤ瑞鳳閣(ずいほうかく)」は、アクセス抜群のうえ敷地内に自家源泉を持つ。1億5000万年前の地質から汲み上げる源泉は古代の海のミネラルを含み、温泉成分が豊富。京都観光とともに本格的な温泉を楽しむのに絶好の宿だ。
2014年に新装した8階建ての館内はバリアフリーに配慮され、ユニバーサルツインや温泉風呂付き特別室など13種の客室がそろう。シニアの夫婦旅や3世代そろっての記念旅行など、さまざまなニーズに応えている。
「旅館の温かさとホテルのスマートさをあわせ持つ、独自の京都らしい宿を目指しています。京都の玄関口にある宿として、はんなりとした安らぎを感じていただけるよう、細部にもこだわっております」と話すのは、専務取締役の岩井依子さんだ。
その言葉通り、平らな玄関からロビーへ入ると、和紙を使ったタペストリーや瓦を模した柱、石畳風の床など、和の情緒に癒やされる。
吹き抜けの中庭を見ながらエレベーターで上がると、4階と7階に誰もが使いやすいユニバーサルツインが各1室ある。広さ24平メートルの洋室で、入り口にも室内にも段差がない。ベッド2台を備え、車イス対応のトイレと洗面所、浴槽が付いている。この部屋の湯は温泉ではないが、希望に応じ源泉を運ぶサービス(有料)を開始予定だ。
最上階8階には、源泉かけ流しの風呂が付いた特別室「801」「802」がある。両室とも入り口で約15センチ上れば、室内に段差は少ない。ベッド2台と和室が並び、3、4人は入れる広い浴室が付いている。木材をふんだんに使った室内に華やかなファブリック(生地や織物)が映え、やわらかな間接照明に心安らぐ。
8階には大浴場もあり、内湯と半露天風呂で自家源泉を楽しめる。朝食では温泉を使った湯豆
腐が名物。温泉水仕込みのビール「京都温泉麦酒(ビール)」も販売している。
京都市下京区西洞院通塩小路下ル南不動堂町802
TEL:075-361-8108 / FAX:075-343-3193
料金:「ユニバーサルツイン」は1室2人利用の場合、1人1泊朝食1万100円~。特別室「801」「802」は1室2人利用の場合、1人1泊朝食4万2350円~、1室4人利用の場合、同2万3850円~
客室: 102(全室温水洗浄便座トイレ付き)
温泉:ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉
風呂:内湯2(時間で男女入れ替え)、半露天2(時間で男女入れ替え)
交通:名神高速京都南ICから国道1号経由4キロ/東海道新幹線京都駅の烏丸中央口または烏丸西口から徒歩5分
文/中元千恵子
(出典:「旅行読売」2022年9月号)
(WEB掲載:2023年1月25日)
※上記は雑誌掲載時のデータです。その後、変更になっている場合もありますので、ご確認のうえ、お出かけください。