31年振りに石川県で国民文化祭が開催 いしかわ百万石文化祭2023
2023年10月14日(土)~11月26日(日)、石川県全域を舞台に国民文化祭が開催される。キャッチフレーズは「文化絢爛(けんらん)」。石川県が誇る伝統工芸や芸能、美術などに手軽に触れよう。
地域の文化資源などの特色を生かした国内最大の文化の祭典である国民文化祭と、障害のある人の文化芸術活動の場である全国障害者芸術・文化祭。一体開催となる「いしかわ百万石文化祭2023」は、国民文化祭としては、31年振りに石川県で行われ、県内全19市町で約150の文化イベントが予定されている。
会期前の9月30日から始まるのは「チームラボ 金沢城 光の祭」。デジタル技術を使った作品で世界的人気を誇るアート集団「チームラボ」によって、金沢城が光のアート空間に変わる。石川県立美術館と国立工芸館では、「皇居三の丸尚蔵館収蔵品展 皇室と石川―麗しき美の煌めき―」が行われる。旧加賀藩前田家から皇室への献上品や石川県出身の人間国宝の作品、皇室に伝わった名宝・名刀など計約120点を展示する。
皇居三の丸尚蔵館収蔵品展
皇室と石川―麗しき美の煌めき―
10月14日~11月26日/9時30分~18時(土曜、祝日は~20時)/11月6日休/1500円・大学生1000円・高校生以下無料/℡ 076-231-7580(石川県立美術館)、050-5541-8600(国立工芸館)
第1会場の石川県立美術館では絵画・彫刻・書跡・刀剣、第2会場の国立工芸館では工芸を展示する。
金沢市以外にも足を延ばしたい。能登エリアの七尾市にある能登演劇堂では仲代達矢氏演出による無名塾の公演や、羽咋(はくい)市の千里浜(ちりはま)「砂」の芸術祭など、地域の特性を生かしたイベントを開催。加賀エリアでは、小松市立博物館の特別展「加賀国の九谷焼」や、加賀立国1200年を記念したイベントを能美(のみ)市や小松市で行う。
主なイベント
〇全域
まるっと石川アートめぐり
「わたしが見つけた100のアート」、「道の駅学生アートプロジェクト」、「スマホでARアートめぐり」などのさまざまなアートスポットを巡るデジタルスタンプラリーを開催。
〇金沢
ISHIKAWAみらいアート展~県内障害者作品展~
特別支援学校生や障害のある作家等の美術作品や全国障害者作品展の人気作品を展示するほか、漫画「聲の形」の原画展等も実施。
10月25日~11月5日/10時~17時/無料/℡ 076-225-1354
〇能登
無名塾+七尾市民合同公演 等伯-反骨の画聖-
七尾生まれの絵師・長谷川等伯の波乱の生涯を無名塾と市民キャストが合同で公演する。会場は演劇専用ホールの能登演劇堂。
10月20日~11月5日/5000円(当日500円増)/℡ 0767-66-2323
千里浜「砂」の芸術祭
車で走ることができる千里浜の浜砂を使った大型砂像を羽咋市内5か所に展示。砂像設置場所を巡るデジタルスタンプラリーも実施する。
10月14日~11月26日/無料
〇加賀
特別展「加賀国の九谷焼」
色鮮やかな絵付けが特徴の九谷焼。小松市立博物館と小松市立錦窯展示館を会場に、九谷の名品から、交流、現代作品へと誘う。
10月7日~11月26日/9時~17時/会期中無休/500円/☎0761・22・0714(小松市立博物館)
[交通]
(金沢駅まで)
東京駅から北陸新幹線で2時間30分
大阪駅から特急サンダーバードで2時間45分
[問い合わせ]
℡ 076-225-1324(いしかわ百万石文化祭2023実行委員会事務局)
いしかわ百万石文化祭2023の詳細はこちら
金沢駅発着の日帰りツアー[読売旅行]
いしかわ百万石文化祭
『チームラボ 金沢城 光の祭』と『金沢芸妓の舞』鑑賞
2023年10月19、31日、11月5、15、19日
金沢駅—(バス)―近江町市場(自由昼食)—(バス)―石川県立美術館(「金沢芸妓の舞」を鑑賞)—自由行動—金沢城(「チームラボ 金沢城 光の祭」を鑑賞)—(バス)―金沢駅
金沢市街地をバスで巡りながら芸能やアートに触れる日帰りツアー。初めに新鮮な魚介類や加賀野菜が並ぶ近江町市場を訪問。石川県立美術館では芸妓の舞を鑑賞し、その後は17の文化施設に入館できる「1DAYパスポート」を使って自由散策。夕方から金沢城でチームラボによる光のアートを鑑賞する。
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