お得なキャンペーンで行く 早春の北海道
全長約200メートルの白亜の船体が青い海にひときわ輝く「さんふらわあ ふらの」
梅がほころび始める茨城県と、雪と氷に包まれる北海道。異なる季節を行き来するフェリーは、移動手段をくつろぎの滞在に変えてくれる旅の選択肢。お得なキャンペーンを使ってこの春、大海原を旅したい。
~大洗港(茨城県)~苫小牧港(北海道)~
首都圏と北海道をつなぐフェリーが、2023年10月に「商船三井フェリー」から「商船三井さんふらわあ」へ社名変更し、新たなスタートを切った。
旅客定員590人の大型船を使用する夕方便は、さまざまなタイプの個室を備える。バルコニー付きのスイート/プレミアムルームや車いすでも利用しやすいバリアフリールーム、シャワー・トイレを完備したオーシャンビューの洋室や和室、大型犬まで一緒に過ごせるウィズペットルームなど、ホテル並みの快適さ。リーズナブルなコンフォートもテレビやコンセント付きで、プライバシーを確保した造りだ。
船内レストランで提供される夕食バイキングはメニューを定期的にリニューアルしており、鮭ちゃんちゃん焼きや鰻ちらし、ローストポークやサーモンユッケなど、船ごとに異なる献立を楽しめる。太平洋を眺めながら湯浴みを楽しめるサウナ付き展望大浴場も船旅の大きな魅力。女性浴場にはシャンプーバイキングやスキンケアセットを備え、髪をいたわるドライヤーやヘアアイロンも無料で貸し出している。おしゃれを楽しみ、観光地へと繰り出したい。
運航ダイヤと夕方便旅客運賃の一例
■さんふらわあWEB早春割(3月19日出港便までのA・B期間)
インターネット予約限定で、旅客運賃が15パーセント割引、乗用車運賃が10パーセント割引になる。
※小学生運賃、ウィズペット利用料金などは対象外
■シングルプレミアム/スーペリアキャンペーン(3月19日出港便までのA・B期間)
通常はプレミアム2名(最大3名)、スーペリアのインサイドまたはオーシャンビュー和室2名(最大3名)の客室を1名で利用する場合にかかる貸切料金(大人1名運賃の50パーセント)が無料になる。
※スーペリアウィズペットは対象外
訪ねてみたい観光スポット
偕楽園【茨城県】
日本三名園のひとつで、水戸藩9代藩主の徳川斉昭が1842年に造園した。領民とともに楽しめる場所として造られ、園内に育つ約100品種・3000本の梅が3月末まで徐々に開花する。木造3階建ての好文亭は斉昭自ら設計したといわれる。
■7時~18時(2月中旬~9月は6時~19時)/無休/300円/TEL:029-244-5454
ウポポイ(民族共生象徴空間)【北海道】
日本列島北部周辺、とりわけ北海道の先住民族アイヌの歴史文化を伝える施設。国立アイヌ民族博物館、チセ(家屋)が並ぶ伝統的コタン、古式舞踊や演奏が行われる体験交流ホールなどが点在している。映像鑑賞や手仕事体験、アイヌ料理を通して五感で文化を学べる。
■9時~17時(季節により変動)/月曜(祝日の場合は翌平日)休、年末年始休、2月20日~29日休/1200円/TEL:0144-82-3914
■大洗フェリーターミナルへのアクセス
◎列車+バス=東京駅から特急約1時間15分または東京駅から高速バス約2時間の水戸駅下車後、那珂湊駅行きバス約30分、大洗フェリーターミナル下車
◎車=北関東道・東水戸道路水戸大洗ICから国道51号、県道2号経由5キロ
■問い合わせ
商船三井さんふらわあ/TEL:0120-489850
TEL:029-267-4133(大洗)/TEL:0144-34-3121(苫小牧)
※料金等すべて掲載時のデータです。
(出典:「旅行読売」2024年3月号)
(Web掲載:2024年1月29日)