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【新・日本の絶景】夜景評論家 丸々もとおさんが選ぶ!新・日本の夜景6選

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【新・日本の絶景】夜景評論家 丸々もとおさんが選ぶ!新・日本の夜景6選


宝石箱のように闇夜にきらめく夜景も、年々、進化を遂げています。夜景評論家の丸々もとおさんに、2024年に見たい、その土地ならではの魅力が詰まった、新しい日本の夜景を選んでいただきました。


今や、日本の夜景は”戦国時代”。正確に言えば、日本には素晴らしい夜景がたくさん存在し、その夜景を観光コンテンツとして生かしている自治体が増え続け、その魅力の訴求と集客において戦国時代のような競い合いになっているのだ。その中でも一歩先を行くのが長崎市。稲佐山展望台から夜景を眺めれば、20時以降には「♡」の形が夜景の中に浮かび上がるという演出が話題を呼んでいる。

「日本新三大夜景」の中で”夜景都市第1位の街”としてPRする北九州市は、皿倉山展望台に藤棚を創出。紫色に瞬く藤と洞海湾周辺の大パノラマが極上の競演を果たした。それら夜景都市を追随するのが青森県むつ市。アゲハチョウの形が浮かび上がる夜景で「世界夜景遺産」登録を目指している。

稲佐山展望台(長崎・長崎市)

「日本新三大夜景」のみならず、長崎市はモナコ、上海と並ぶ「世界新三大夜景」にも認定。すり鉢状の地形ゆえ、眼前の夜景が立ち上がって見える国内でも珍しいパノラマに感動。

営業:ロープウェイは9時~22時/無休/往復1250円
交通:JR長崎駅からバス10分、ロープウェイ前下車徒歩3分(19時~22時は無料循環バスあり、要予約)/JR長崎駅から車で6キロ(土・日曜、祝日は山頂駐車場利用不可のため、中腹駐車場からスロープカー利用)
問い合わせ:稲佐山公園/TEL095-861-7742

皿倉山展望台(福岡・北九州市)

標高622メートルの山頂にある展望台。札幌、長崎と並ぶ「日本新三大夜景」の一つ。2023年10月、展望台が藤棚で演出され、ライトアップされた藤の向こうに大パノラマが広がる。

営業:ケーブルカーは10時~上り最終19時20分(11月〜3月)/火曜休(祝日と2024年1月2日、2月13日を除く)、2月16日~29日休/ケーブルカー・スロープカー往復1230円
交通:鹿児島線八幡駅から無料シャトルバス10分
問い合わせ:皿倉登山鉄道/TEL093-671-4761

釜臥山展望台(青森・むつ市)

その夜景の形態から“アゲハチョウ”と称される奇跡の光景。シックな雰囲気の展望台から北の大地に舞うチョウを眺められる。

営業:6月上旬~11月上旬の8時30分〜21時30分/5月下旬まで冬季閉鎖/無料
交通:大湊線下北駅からタクシー45分
問い合わせ:むつ市観光・シティプロモーション推進課/TEL0175-22-1111

民間事業者も負けていない。竹林による光と音のショーを創出する若山農場、時之栖(すみか)の「ひかりのすみか」はこの冬、大幅リニューアルし、”光のトンネル新時代”を創造。ラグーナテンボスでは天空のオーロラと地上の雲海を幻想的に競演させた。絶景を光の演出でさらに高みへと昇華させる時代。今後も進化する夜景から目が離せない。

Bamboo Winter Lights 2023(栃木・宇都宮市)

「日本夜景遺産」「栃木七灯」に認定。神秘的かつ日本情緒あふれる竹林がライトアップされ、光と音のショーを展開する。

営業:2024年2月25日までの金~日曜、祝日の日没~19時30分/1500円
交通:JR宇都宮駅からバス30分、野沢寺前下車徒歩10分/東北道宇都宮ICから3キロ
問い合わせ:若竹の杜 若山農場/TEL028-665-1417

ひかりのすみか ~富士のチカラ~(静岡・御殿場市)

この冬、光のトンネルの元祖が大幅リニューアル。趣向の異なる光の演出が矢継ぎ早に登場する。日本最大級の噴水ショーも必見。

営業:2024年3月10日までの16時30分~22時(~1月8日)、1月9日~は17時~21時30分/無休/有料エリアは1200円(~1月7日は1500円) 
交通:東海道新幹線三島駅から無料シャトルバス40分/東名高速御殿場ICから8キロ
問い合わせ:時之栖/TEL0550-87-3700

ラグーナイルミネーション「生命の光」(愛知・蒲郡市)

今季、日本初の幻想的な光と音のショーが登場。天空にはオーロラ、地上には雲海が展開し、まさに“光のサンドイッチ”状態。新感覚の夜景に感動の声が上がっている。

営業:2024年4月7日までの日没~ラグナシア閉園時間 ※時間と料金は日によって異なる
交通:東海道線蒲郡駅から無料シャトルバス15分/東名高速音羽蒲郡ICから12キロ
問い合わせ:ラグーナテンボス/TEL0570-097117

文・写真提供/丸々もとお

(出典:旅行読売2024年2月号)
(Web掲載:2024年2月9日)


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