光あふれる港町へ―冬の長崎おすすめスポット―
海外との交流で生まれた歴史文化と、幕末・明治からの近代化産業遺産。色彩の砂浜から夕陽の温泉街へ。冬こそ輝く長崎へご案内。
長崎と言えば夜景の街だ。「世界新三大夜景」や「日本新三大夜景都市」に認定された「1000万ドルの夜景」を楽しみたい。標高169メートルの「鍋冠山」は、通称「なべかぶりやま」。鍋をふせたような形の山で、回廊形式の展望台から長崎市街を一望できる。
鍋冠山公園
169メートルと標高が低いので、長崎のすり鉢状地形がよくわかる。昼間は女神大橋をくぐり入港する大型客船も見ることができる。長崎市出雲2-144-1/入園無料/無休/TEL:095-829-1184(長崎市地域整備2課)
昼間の長崎も美しい。旧グラバー住宅や旧リンガー住宅、旧オルト住宅など、6つの明治期の洋館を移築・復元している「グラバー園」へ。稲佐山を背景に長崎港を望むロケーションも人気だ。
「東山手甲十三番館」はオランダ坂の西側に立つ、外国人居留地の代表的な建物。1階のカフェでは、ダッチコーヒーやカステラサンドが味わえ、ゆっくりとくつろげる。
グラバー園
洋館や石畳、石垣など居留地時代の面影が点在。坂の多い園内でも動く歩道やエスカレーター、回遊回廊で楽に移動できる。長崎市南山手町8-1/620円/8時~18時/無休/TEL:095-822-8223
東山手甲十三番館
明治中期築の洋館。木造2 階建て寄せ棟造りで2007 年には国登録有形文化財になった。長崎市東山手町3-1/入館無料/10時~17時/月曜休/TEL095-829-1013
長崎市内から足を延ばして、「軍艦島」と呼ばれる「端島(はしま)」や、長崎空港近くの大村湾にある「ガラスの砂浜」も訪れてみたい。
端島(軍艦島)
元炭鉱の島で、その名は軍艦「土佐」に似ていることから。1974年閉山。2015年7月世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産 」に登録。長崎市高島町端島/TEL:095-822-8888(長崎市コールセンター)
ガラスの砂浜
2016 年、長崎県が大村湾の水質改善のため、廃ガラス再生砂を用いて造成。色とりどりのガラスの砂が日に照らされてキラキラと輝く。大村市森園町148
さらに足を延ばして島原半島へ。「小浜温泉足湯ほっとふっと105」、は、「源泉温度105度」にちなみ、長さ105メートルと日本一長い足湯だ。夕暮れ時には、橘湾に沈む夕日を見ながら、旅の疲れを癒やせる。
長崎の絶景、歴史、温泉―。魅力多彩な冬の長崎を訪れてみよう。
小浜温泉足湯 ほっとふっと105
日本一長い105メートルの足湯のほか、ウォーキング足湯、ペット足湯もある。隣接する蒸し釡では旬の魚介類や野菜を調理して食べられる。雲仙市小浜町北本町905-70/無料/10時~18時(11月~3月)/第3水曜休/TEL:0957-74-2672(小浜温泉観光案内所)
写真提供:(一社)長崎県観光連盟
【長崎県の観光の問い合わせ】長崎県観光連盟/TEL:095-826-9407
(出典:旅行読売2024年1月号)
(Web掲載:2023年12月8日)
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